新たなマーケティングの風潮
株式会社ドリップが展開する新しいマーケティングサービス「drip」は、個人が運営するパーソナルメディアを活用している。今回、雑誌メディア『MonoMax』との連携を通じて広告施策を進めており、特に注目される成果を上げている。
クロスメディア施策の概要
2017年9月に『MonoMax 2017年10月号』が発行されたのと同時に、ドリップはこの雑誌の紙面と、自社が持つパーソナルメディアを利用して同一商品の広告を行う。具体的には、銀座に店舗を構える老舗革メーカー「プレリーギンザ」の新作革財布とパスケースが、紙面とWeb上のパーソナルメディアで紹介され、相互にリンクを設けることで、メディアを超えた販売促進を図っている。
この取り組みによって通常の1.5倍もの読者が、Webサイトに訪れる結果が出ている。これは、雑誌での認知をきっかけに、Webを通じた深いコミュニケーションを実現するものだ。
広告施策の効果
雑誌広告は視覚的な要素を強調できるため、ブランドの世界観を効果的に伝える手段として知られている。しかし、読者との継続的なコミュニケーションには課題があり、そこにパーソナルメディアの価値が加わる。
個人が運営するメディアは、特定の読者層に対して深い共感を築くことができるため、ブランド認知を持続的に高めることが可能だ。この取り組みでは、紙面で製品を認知した後、具体的な使用例やレビューをWeb上で継続的に更新することが予定されている。これにより、雑誌を経由して興味を持った読者に対して、さらにアプローチを行い、継続的な関心を引き出す狙いがある。
今後の展望
ドリップでは、今後半年にわたり、Web媒体で再度製品についての記事を定期的に公開する計画がある。これにより、ブランドへの関心を持続的に維持し、商品への購買意欲を高めていくことが期待されている。これまでにはないクロスメディア施策は、今後のマーケティング手法に新たな風を吹き込み、多くの企業が注目することになるだろう。
会社概要
- - 会社名: 株式会社ドリップ
- - 代表者: 堀口英剛、平岡雄太
- - 設立日: 2017年1月17日
- - 所在地: 東京都目黒区上目黒4-35-12 ラフィーヌ上目黒210
- - 公式サイト: ドリップ公式サイト
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