コロナ後のリモート環境で潜む企業のナレッジ格差とAIの解決策とは

コロナ後に起きる情報迷子



新型コロナウイルスの影響で、企業はリモートワークを導入し、業務が複雑化しました。この新たな働き方により、社員が「調べもの」にかける時間が増えている現状が浮かび上がっています。調査によると、社員は1日に平均1〜1.6時間を情報収集に費やしており、これは業務全体の生産性を低下させる要因となっています。

特に、情報が散在する環境では、単純な調べものでも困難となり、必要な情報を持つ「わかる人」に依存する傾向が強まっています。これに加えて、上司やベテラン社員の退職によって現場の知識が失われるリスクも高まっています。こうした影響により、新人の育成やOJT(実践的な訓練)がどんどん属人化し、企業全体の知識が効率的に共有されなくなっているのです。

国内ナレッジ共有市場の成長と課題



一方で、国内のナレッジ共有やコラボレーションソフト市場は急成長を遂げており、2023年度は約2592億円という市場規模に到達したとのことです(出典: デロイト トーマツ ミック経済研究所)。しかし、この市場も成長している目前で、「ナレッジが活用できる状態になっていない」という課題は残されています。これは、企業が導入したソフトがあるにもかかわらず、それを使いこなすための仕組みや教育が整っていないためです。

AIQの新アプローチ



このような課題に立ち向かうのが、AIQ株式会社です。AIQは、独自の特許技術「HUMANISE AI」を使って、人の個性や経験を理解し、それを価値に変換することを目指しています。特に焦点を当てているのは、情報が不足しているのではなく、時間が奪われる構造そのものにあるという点です。

具体的には、現場では新人がどこに相談すればいいのかがわからず、ベテラン社員に同じ質問が集中するという問題が存在します。そのため、ベテラン社員は繰り返し同じ説明をする羽目になり、結果的に双方の生産性が低下しています。AIQはこの「構造的な時間ロス」を解消するために、「人が知識に合わせる」のではなく、「知識が人に寄り添う」状態を目指しています。

このアプローチにより、新人に対してはその理解度に応じた形で知識が提供されることが期待されます。また、ベテラン社員が持つ暗黙知も組織の資産として活用されることで、効率的な知識共有が促進される見込みです。AIQのビジョンは、経験の違いや認知の差を埋める「文脈理解型AI」を実現することにあります。

まとめ



AIQの新しい取り組みは、2026年1月に発表を予定しており、企業におけるナレッジの利活用に革命をもたらす可能性があります。情報の流通がスムーズになれば、社員が調べものに費やす時間も減り、各自の業務に集中できる環境が整うことでしょう。これにより、企業全体の生産性が向上し、より良い組織運営が実現できることを期待しています。

会社情報

会社名
AIQ株式会社
住所
東京都文京区後楽1丁目4―14後楽森ビル8F
電話番号

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