山口の名店「江戸焼うなぎ若松」が新たなスタート
山口県下関市に位置する、創業50年の老舗うなぎ専門店「江戸焼うなぎ若松」が最近、福岡県に本社を置く介護サービス業法人にM&Aされる運びとなりました。この取引は、株式会社トランビが運営する事業承継・M&Aプラットフォームを通じて行われ、地域経済の新たな動きとして注目されています。
「江戸焼うなぎ若松」の魅力
江戸焼うなぎ若松は、創業以来こだわり続けている鹿児島産のうなぎと秘伝のタレが自慢の店です。うなぎを開き、串打ちし、白焼きした後に蒸し器でふっくらと蒸し上げ、得意のタレを使って丁寧に焼き上げるその技術は、老若男女問わず幅広いお客様に愛されてきました。
うなぎ店のM&Aの背景
前オーナーの若松様は、東京都世田谷区から下関市に移転してからの50年間、夫婦2人三脚でお店を運営してきました。しかし、76歳を迎えた今、後継者が不在のため事業譲渡を真剣に考えることになりました。最初の相談は西中国信用金庫で、さらに山口県事業承継・引継ぎ支援センターへと進んだ結果、トランビとのマッチングに至ったのです。
新たに譲受けたアビタシオン社とは
「江戸焼うなぎ若松」を譲り受けた株式会社アビタシオンは、福岡県で有料老人ホームなどの介護事業をメインに、医療や調剤薬局、飲食業まで多岐にわたる事業を展開しています。今回のM&Aは、彼らにとって新たな事業エリアの拡大を図るための重要なステップとなりました。
事業承継のサポート
山口県事業承継・引継ぎ支援センターが提供する支援は、多くの事業者にとって非常に重要な存在です。親族間の承継だけではなく、外部からの後継者探しも視野に入れて取り組むため、多くの事業が新しい生まれ変わりを果たすことができています。
まとめ
江戸焼うなぎ若松のM&Aは、ただの事業譲渡にとどまらず、地域の伝統と経済の活性化を象徴する出来事として位置づけられています。トランビのプラットフォームを活かし、今後どのような新たな展開が待っているのか、非常に楽しみです。