熊本大学の新しい医療ネットワーク、ユカリアが第一号会員へ参画

ユカリアが「KMNみらいコンソーシアム」に初の会員として参加

株式会社ユカリアが、熊本大学が主体となって設立する「KMN（くまもとメディカルネットワーク）みらいコンソーシアム」に第一号会員として参画することが明らかになりました。このコンソーシアムは、医療機関や介護施設のネットワークを通じて、患者に必要な情報を効果的に共有し、医療および介護サービスの向上を目指すものです。

KMNの設立背景

熊本大学、熊本県、公益社団法人熊本県医師会は、これまでに蓄積された医療データの有効活用について協議を重ねてきました。KMNは、それらの協議を基に構築されたネットワークであり、今後は社会課題の解決に向けての研究活動も促進していくことが期待されています。

設立記者会見の模様

設立の記者会見は熊本大学にて開催され、ユカリアの代表取締役社長、三沢英生氏も参加しました。彼は挨拶の中で「この取り組みを通じて、先進的なヘルスケアの課題を解決し、成功モデルを全国に発信できる」と語り、KMNのデータを最大限に活用する意欲を示しました。

ユカリアのビジョンと使命

ユカリアは長年にわたり、医療機関の経営支援や運営サポートを行ってきた実績があります。近年はデータビジネスにも力を入れ、今回の参画はその知見を活かしたものです。法令に準拠した適切な手続きを経てデータを利活用し、熊本県の医療・介護サービスの質を向上させること、そして地域包括ケアシステムの構築を目指します。

未来への貢献

ユカリアは、医療と介護の「産業化」をビジョンに掲げ、医療・介護の現場と共に5つの変革テーマを推進しています。具体的には、医経分離、病院運営の最適化、患者起点のバリュー・ベースド・ヘルスケア、地域包括モデル、現場適応型のデジタルトランスフォーメーションです。これらを通じて、持続可能な日本全体の医療・介護の発展に寄与することが目標です。

会社の所在地は東京都千代田区霞が関3-2-5、霞が関ビルディング19階です。主要な事業内容としては、医療経営総合支援事業、シニア関連事業、高度管理医療機器事業などがあります。詳細は公式サイトをご覧ください。