被災者支援の未来
2025-07-03 10:18:53

被災者支援の未来を見据えた新たな挑戦 - パルシステムの取り組み

被災者支援の未来を見据えて



福島第一原発事故から多年が経過し、今もなおその影響を受ける多くの人々がいます。そうした被災者を支えるために、パルシステム連合会は2025年度の支援活動に向け、624万円を20の団体に助成することを決定しました。これは、利用者からの募金を元にした応援金であり、福島の人々に明るい未来を提供するための重要な一歩です。

10年以上続く支援活動



パルシステムは2011年からずっと、東日本大震災および東京電力福島第一原発事故の被災者を支援してきました。この活動の中核をなすのが、「東京電力福島第一原子力発電所事故被災者応援金」です。2024年度には、この活動を通じて合計約1,111万円を集め、その中から募金や共済金を合算し、支援に用いることが決まりました。

助成団体とその活動内容



今年度は、運用管理委員会による厳正な審査を経て選ばれた20団体に対し、合計で624万5,000円が助成されます。それぞれの団体は、被災者の健康を支える甲状腺検査や避難者交流会、さらには震災を直接体験していない世代向けのスタディツアーなど、多岐にわたる活動を行います。この助成金は、ただの金銭的支援に留まらず、参加者が互いに繋がり、共感し合う機会を提供するものでもあります。

いくつかの助成団体について



  • - 3.11甲状腺がん子ども基金: この団体は、福島第一原発事故により甲状腺がんと診断された子どもやその家族を支援することを目的に設立されました。過去には261人の治療費や生活費を支援しており、今後もその活動を続けます。

  • - いわき放射能市民測定室たらちね: 甲状腺検査を実施するための運営経費を助成し、地域住民への情報提供も行います。

  • - 福島の子どもたちとともに・湘南の会: 定期的に保養活動を行い、地域の親子がリフレッシュできる場を提供します。

  • - 特定非営利活動法人Annakaひだまりマルシェ: 小児甲状腺検査に関わる活動を行い、安心して受けることができる環境を整えています。

持続可能な未来に向けて



この助成金の残金は次年度の活動支援に繰り越され、被災者のための持続的な支援が期待されます。パルシステムは、協同組合としての強みを生かし、利用者とともに大規模災害の被災者に寄り添い続ける意志を表明しており、今後も新たな支援の形を模索していくことでしょう。

福島の人々が希望を持てる未来を築くためにも、私たち一人ひとりが支援の輪を広げていくことが大切です。パルシステムの活動が、全国に広がることを願います。


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会社情報

会社名
パルシステム生活協同組合連合会
住所
東京都新宿区大久保2-2-6ラクアス東新宿
電話番号
03-6233-7200

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