新たなペット供養の形『うちの子アート展』
2025年9月19日から9月25日まで、東京都港区の納骨堂「瑞華院 了聞」において、ペットロスに寄り添うアート展『うちの子アート展』が初めて開催されます。この展示会は、ラフ株式会社が主催し、特に『うちの子アーティスト養成講座』の受講生による心温まる作品を紹介する場となります。
ペットロスとその社会的背景
近年、ペットは家族の一員として迎え入れられることが増えていますが、別れの際には深い悲しみがつきまといます。実際、飼い主の62%がペットロスを経験し、その内85.5%が悲しみや喪失感を抱えているという調査結果もあります。このような状況下で、ペットとの思い出を鮮やかに思い起こさせる「うちの子アート」は、柔らかな表現で多くの人々を惹きつけています。
アートが運ぶ癒しのひととき
本展示会には、講師であるさく先生の作品が展示されるほか、受講生から選ばれた約60点の色鉛筆で描かれた肖像画も並びます。これらの作品は、亡きペットとの穏やかな思い出を呼び起こし、訪れた方々に癒やしのひとときを提供します。特徴的な優しい表情で描かれた犬や猫の肖像画は、訪問者に深い感動を与えます。
教育と仲間との出会い
『うちの子アーティスト養成講座』は、受講生300名を超え、現在は350名が在籍しています。基礎からの指導が行われており、初心者でも安心してアートを学び、愛するペットを自らの手で描く楽しさを体験できる環境が整えられています。受講生同士の交流も活発で、多くの作品完成を通じて深い絆が生まれています。
さらなる社会貢献
また、受講生の作品を使用したチャリティコーヒーの販売を通じて、売上34万円を保護猫活動に寄付しています。このような活動は、単なる趣味を超えた意義を持ち、地域社会にも新たな繋がりをもたらしています。
瑞華院 了聞での特別な体験
展示会が開催される「瑞華院 了聞」は、歴史ある寺院の伝統を背景にした都市型納骨堂で、現代的なデザインが魅力です。ここには、個室の参拝室やペットと共に眠れる供養墓も備えられ、訪れた人々に心地よい安らぎを提供します。この場所で、アートを通じてペットとの絆を再確認できることが期待されています。
幸せな思い出を描くアートの力
さく先生は、展示会の開催にあたり次のようにコメントしています。「亡くなったペットの肖像画を描くことが、この活動の原点。絵を描く時間が、ペットとの思い出を思い返す何よりの供養になります。展示会を通じて、心を温めるきっかけとなれば嬉しいです。」この言葉には、ペットロスに苦しむ多くの人々への温かいメッセージが込められています。
展示会の詳細
- - 開催期間:2025年9月19日(金)~25日(木)
- - 開催時間:午前9時~午後5時
- - 会場:瑞華院 了聞(東京都港区南麻布5-1-4)
- - アクセス:東京メトロ日比谷線「広尾」駅より徒歩3分
- - 入場料:無料
このアート展は、ペットとの再会を心待ちにしているすべての方にとっての新たな出発点となるでしょう。心温まる作品たちが、あなたを訪れ、ペットへの愛しさを再確認させてくれるはずです。