アドミュージアム東京で開催される「なんか伝わる広告展」
2024年12月、東京都港区に位置するアドミュージアム東京では、株式会社電通と公益財団法人吉田秀雄記念事業財団の共催による「なんか伝わる広告展」が開催されます。この展示会は、12月6日から25日までの期間、理屈を超えた魅力に触れられる特別な機会となっています。
この展示の焦点は、単なる情報伝達を超えた「心に響く表現」についてです。日本の広告の背後には、機能的で効率的なアプローチが浸透していますが、文化的な背景に基づき、「言外の意味」や「余白の美」を大事にされてきました。「なんか伝わる広告」に触れることによって、訪れた人々はその魅力を新たに体験することができるのです。
展示内容は多岐にわたります。まず、アーカイブから厳選された約30点の広告作品が展示され、来場者はその作品を通じて「なんか」が伝わる瞬間を感じ取ることができます。また、特別に制作された20枚のカルタも用意されており、表面には「伝えたいこと」、裏面には実際の広告が描かれています。カルタをめくりながら、広告の魅力を一層深く味わうことができる体験型展示です。
さらに「なんか伝わるの庭」というコンテンツも設置され、来場者が展示を通じて感じたことや思ったことを、言葉や形としてビジュアライズする仕組みが提供されます。これにより、来場者同士の意見交換を促進し、新たな視点を得ることができるでしょう。
展示中には、コピーライターの太田恵美さんや歌人の伊藤紺さんといった広告界の専門家からの「なんか」に関するコメントも集められ、来場者は「なんか伝わる」ことの重要性について深く考えることができます。
また、特別企画として、日本の著名なマジシャンであるMr.マリックさんが公式アンバサダーとして参加。彼の魅力を伝えるフォトスポットも設置され、展示を訪れた人々に楽しんでいただける要素が盛りだくさんです。マリックさんは、伝える努力を見えなくするマジックと広告の共通点について興味深いコメントを残しています。「なんか」伝わる力には、思わぬ驚きが隠されているのかもしれません。
最後に、本展に合わせて「なんか伝わるカレッタ展」という連動企画も実施され、カレッタ汐留内にある様々な店舗の広告も同時に楽しむことができます。広告の世界を隅々まで堪能できるこの展示会は、広告の本質について考える良い機会となるでしょう。
この特別な「なんか伝わる広告展」を通じて、ぜひ広告の持つ真の魅力を体感してください。会場は12月6日から25日まで、毎日12時から18時までオープンしています。ただし、日曜及び月曜日は休館となるのでご注意ください。
*詳細は
アドミュージアム東京の公式サイトでご確認ください。