全国初！大阪にオープンした若手医療従事者のメンタルヘルス支援施設

若手医療従事者を支えるメンタルヘルス専門施設

大阪に新たにオープンした「ワンモア森之宮・大学前（ONEMORE BASE）」は、若手医療従事者と医療系の大学生を対象にしたメンタルヘルス支援施設です。この施設は、医療職での厳しいストレスや心の問題に直面する人々に対して、専門的なサポートを提供します。今、重要な社会課題となっている若手医療従事者のメンタルヘルスへの取り組みが、新たなステージに突入しました。

開設の背景

現代の医療現場は、長時間勤務や重い責任感のために、従事者が心身ともに疲弊する場面が増えています。また、医療系大学生たちも、過密スケジュールや厳しい実習によって、ストレスが蓄積される傾向があります。そのような背景から、NPO法人日本学び協会ワンモアの代表である芳賀大輔さんは、「医療従事者が再びキャリアを歩み出すためのサポートが求められている」と感じ、今回の事業所開設に至りました。

医療・福祉業界の厳しい現状

厚生労働省の調査によると、医療・福祉業界では、連続で1か月以上休業している人の割合が高く、特に精神的な問題に悩む職員は増加しています。この業界の離職率は若年層において特に深刻で、一般的に離職率が高いとされる医療・福祉業界では、3年以内の離職率が38.8%に達しています。大学生においても、精神疾患が休学理由として多く挙げられ、特に医療系の学生はそれに該当する割合が高いのです。

当事業所の特長

「ワンモア森之宮」は、医療現場での経験を持つ専門的なスタッフが揃っています。彼らは、復職や復学を目指す利用者に対して、科学に基づいた支援を行うことができます。具体的には、次のようなサポートが提供されます。

- 大学との連携：専門スタッフが科学的根拠に基づく支援方法を活用し、個別のニーズに応じた支援を行います。
- 病院・大学との強力な連携：現場を理解した専門職が揃っており、復職や復学に向けた実践的な支援を展開しています。
- 安心できる交流スペース：他の利用者たと同じような悩みを抱えた仲間が集い、気軽に交流できる場所が提供されています。この施設は、心が安らぐ場所として、多くの希望の声が寄せられています。