スマートシェルフ管理システム
2024-09-11 13:52:44

TOPPANデジタルが流通向けのスマートシェルフ管理システムを発表

TOPPANデジタルが革新的なスマートシェルフ管理システムを開発



TOPPANデジタル株式会社(東京・文京区)は、流通と小売店舗向けに特化した「スマートシェルフ管理システム」を新たに発表しました。このシステムは、ICタグを利用することで、商品の一元管理を可能にし、店舗運営の効率化やマーケティングデータの収集を支援します。また、2025年4月から本格的な提供が予定されています。

スマートシェルフの重要性



最近、店舗での消費者体験を向上させるための技術革新が進んでおり、特にスマートシェルフの導入が注目されています。消費者がICタグ付きの商品を手に取る際に、棚に設置されたアンテナがその行動を認識し、商品の情報を自動的に表示するシステムです。このような技術は、流通業界での運用をよりスマートにし、顧客に対する販促活動やサービスを充実させます。

新システムの特長



この「スマートシェルフ管理システム」では、商品ID、店頭機器、配信コンテンツを一括管理できるため、従来のスタンドアロン型システムが抱える運用の手間を大幅に削減します。多店舗展開を行う企業にとっては、商品の管理や販促コンテンツの更新が簡単に行えるようになることにより、業務の効率性が向上します。

消費者行動に基づいたデータ収集



このシステムは、消費者が商品を手に取った回数や日時のデータを収集し、リアルタイムで管理画面から確認できます。複数店舗におけるデータを集約することで、人気商品の把握や商品陳列の見直しにつなげることが可能になります。

カスタマイズ対応



ICタグに関しては、UHFやNFCなど、さまざまな周波数に対応しています。導入先のニーズに合わせたリーダーやアンテナ、各種機器との連携も可能で、関連機器のコンサルティングやサポートも提供される予定です。

価格と導入計画



「スマートシェルフ管理システム」の仮の価格は、50万円からですが、システムの構成や設置サポートによって異なるため、詳細は後日発表される見込みです。

今後は、アパレルや書店といった既にICタグが導入されている店舗を中心に本格提供が行われるほか、展示会やモデルルームを通じて消費者への紹介も行う予定です。TOPPANデジタルは、2026年度において10億円の売上を目指しています。

展示会情報



「スマートシェルフ管理システム」は、2024年9月11日から13日までの期間中、東京ビッグサイトで開催される「第26回自動認識総合展」にて展示予定です。業界関係者や興味のある消費者は、ぜひ足を運んで新システムを体験してみてください。

この新たな試みは、流通業界における業務効率化や消費者体験の向上に貢献すると期待されています。


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会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

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