「老い」をエンタメに！シニア向けテーマパーク「シルバーニア」開業へ、想ひ人が資金調達を実施

株式会社想ひ人は、代表取締役の金子萌氏が自身のヤングケアラー経験から、介護する人・される人をケアするためのサービスを提供することを目的に設立されました。

同社は、介護関連市場の現状における課題として、介護をする人・される人に、介護を支えるサービスが十分に届いていない現状を指摘しています。

情報が分散していたり、横断的な知識を持つ人が不足していたりするため、必要な情報が適切に届いていないという課題があります。また、ケアマネージャーという専門職は存在するものの、業務量が多い上に属人性が非常に高いため、個々のケアマネジャーの経験・知識によって対応に差が出る場合があるとのことです。

これらの課題解決を目指し、想ひ人は介護をする人・される人と介護を支えるサービスをつなぐプラットフォーム「シルバーニア」を展開します。

「シルバーニア」は、老いや病気、障がい、介護に希望を持てる場所、いわば“シニアのためのテーマパーク”をコンセプトとしています。介護施設の紹介や病気・介護から相続まで包括的な相談、介護をサポートする商品の体験・購入ができるオフラインの体験型店舗と、オンラインのECサイト・メディアを含めた総合プラットフォームを構築していく計画です。

想ひ人は、今回の資金調達で、2023年秋に予定されている横浜での体験型店舗開設に向けて、オンラインでの介護相談や、ケアプロダクトメーカー・サービサー、地方自治体、企業・団体とのコラボレーションイベントやコンサルティングなどを実施していくとのことです。

具体的には、ケアラー・ケアワーカーをケアする「ケアラーフェス」や、介護のお金や施設選びを考えるイベントなどを開催していく予定です。

想ひ人は、「老いが怖くない社会」の実現を目指し、様々な取り組みを進めていくと表明しています。