曹洞宗の心を食で表現した新しいカップ麺「我逢麺」が登場

曹洞宗の心、味わい豊かな「我逢麺」誕生

株式会社リ・バースラボは、本日、曹洞宗大本山總持寺の監修による新しいカップ麺「我逢麺」を発表しました。この商品は精進料理の基本である「動物性食品一切不使用」を徹底しており、老若男女問わず楽しめるカップ麺としての位置づけです。新しい試みで「禅」を身近に感じられる食文化の再現を目指しています。

精進料理とその背景

曹洞宗は、道元禅師が開いた宗派で、坐禅や作務を通じて、精神を整えることが重要視されています。料理を作ることや食事をとることも、仏道修行の一環とされ、現在でも修行僧が作った料理はその教えを反映しています。「我逢麺」はこの精神を受け継ぎ、手頃な価格で精進料理の味を再現しました。

こだわりの味

「我逢麺」には、そばと、うどんの2種類があります。そばは昆布醤油をベースにし、玉ねぎやしいたけからしっかりと出汁をとったコクのあるスープに仕上げました。具材には、出汁との相性が良い大豆、青梗菜、きくらげ、わらび、ぜんまい、油揚げを採用しています。

一方、うどんは、塩ベースの汁に多種の野菜エキスをたっぷりと溶け込ませ、まろやかで独特なつゆが特徴です。そのまろやかなスープに合うよう、10種類の野菜と油揚げをふんだんに使い、色とりどりで健康的な一品に仕上がっています。

禅を感じる小さな工夫

「我逢麺」の最大の特徴の一つは、そば・うどんの蓋の裏側に全国の曹洞宗僧侶が綴った法話を収めている点です。全12種類の法話を通じて、食事をする間に少しの時間を使い、「禅」の心に触れることができる工夫が凝らされています。現代人にとって、禅の心を日常生活に取り入れるには、食が最も身近な方法かもしれません。

購入方法と今後の展開

「我逢麺」は、2015年3月10日よりWebでの先行販売が開始されました。正規メーカーのサイトzen-foodsでは、商品の詳細や購入が可能です。

この新しいカップ麺の商品化は、宗教的な思想と食文化の融合を体現しています。食を通じて「禅」に触れることで、心が豊かになるひとときを是非体験してみてください。