戸田市で新しい学び方を実証！コクヨのPBL教室の取り組み

教育改革とコクヨの挑戦

埼玉県戸田市は、都心からのアクセスも良好で、自然豊かな環境を持つ学びやすい地域です。その戸田市が、教育改革に積極的に取り組んでいることをご存じでしょうか。

ここでは、2024年10月下旬から2025年3月末までの期間中、戸田市立美女木小学校にて、コクヨ株式会社と共同で「プロジェクトベースドラーニング（PBL）」を支える教室の実証を行います。この取り組みは、子供たちが自ら考え、解決策を見出す力を育むための新たな学びの場を提供することを目的としています。

背景：戸田市の教育方針

戸田市教育委員会は、教育振興のための基本的な計画「第4次戸田市教育振興計画」を策定し、様々な教育改革に取り組んでいます。この計画の一環として、子供たちが主体的に学び、自らの才能を引き出す学習環境を整えるため、コクヨとのコラボレーションが実現しました。

この取り組みでは、子供たち主導の新しい学びを推進し、教職員の働き方改革にも力を入れています。学校と地域、家庭が一体となってこの教育改革を進めているのです。

実証の概要：多様な学習スタイル

実証に向け、コクヨは美女木小学校の教職員とワークショップを開催し、PBL教室の必要な要素を洗い出しました。その結果、既存のメディアルームに、コクヨの新しい家具や最新のICT機器を組み合わせて、PBL教室を整備することが決定されました。

教室には、電子黒板やモバイルディスプレイ、高速3Dプリンタ、自動追尾カメラなどが配置され、自由なレイアウトができる環境が整っています。これにより、プロジェクトのワーク、プレゼンテーション、自学習、コミュニケーションなど、様々な学習スタイルに適応することが可能です。

未来への展望：教員と子どもたちへの影響

今後、PBL教室では多様な学年や教科の授業が行われ、その効果が徹底的に検証されます。コクヨは、教育現場での実践を通じて、子供たちがどのように成長し、学びあげるのか、そのプロセスを見守ることになります。

この新たな取り組みを通じて、戸田市は教育の未来を切り開く重要な役割を果たすことでしょう。子供たちの可能性を引き出し、教育における新しい潮流を生み出すこのプロジェクトは、多くの期待が寄せられています。