褥瘡評価AIの特許
2025-02-21 16:23:01

国内初!褥瘡評価AI技術の特許申請と医療現場への貢献

褥瘡評価AI技術の特許出願



株式会社フォーカスシステムズ(東京都品川区、代表取締役社長:森啓一)は、国内初の褥瘡(床ずれ)評価AI技術に関して、国立大学法人鳥取大学(鳥取県鳥取市、学長:中島廣光)と共同で特許出願を行いました。この技術は、褥瘡の進行度を評価するためのアプリ「DESIGN-R®」の判定自動化に寄与します。

なぜ褥瘡評価AIが必要か?



褥瘡は、高齢者や長期入院患者において特に問題となるもので、2021年時点で全国に約3万~6万人の褥瘡患者がいるとされています。高齢化社会の進行に伴ってこの数字は今後増加する見込みです。褥瘡は痛みを伴い、適切な評価を通じて早期治療につなげることが重要ですが、現在の評価方法は評価項目が多く、医療従事者の経験や主観に依存しているため、正確な評価が難しいという課題が存在しています。

AI技術による解決策



フォーカスシステムズは、2021年より鳥取大学と協力し、スマートフォン等で得た褥瘡画像を用いて「DESIGN-R®」の評価を自動算出するAI技術の研究を進めてきました。この技術は、従来の手法では捉えきれない精度で褥瘡の重症度を評価し、医療従事者の負担軽減につながることが期待されています。

特許出願中のこのAI技術によって、7つの評価項目のうち一部は90%以上の正確性を実証しており、今後は全項目で70%以上の診断精度を目指して実用化を進める方針です。

PMDA承認と電子カルテとの連携



この褥瘡評価AIアプリは、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)の承認を受けた後、保険適用医療機器として提供される予定です。また、医療現場のニーズに応じて、電子カルテとの連携も視野に入れており、医療従事者が現場で直面する褥瘡管理の標準化を図ります。

展示会での概要



フォーカスシステムズは、この褥瘡評価AIを2025年2月24日に開催予定の「第22回日本褥瘡学会近畿地方会学術集会」にて展示する計画です。この発表を通じて、さらなる技術の理解と普及を目指します。

フォーカスシステムズのビジョン



同社は1977年に設立され、公共や通信などの分野でのシステム開発を行っていますが、近年はIoTやクラウド、AIといった新技術を活用したビジネスの展開にも注力しています。コーポレートスローガン「テクノロジーに、ハートを込めて」に掲げられたように、技術を通じて人と人がつながる社会を目指し、情熱と誠意を持って事業に取り組んでいます。

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会社情報

会社名
株式会社フォーカスシステムズ
住所
東京都品川区東五反田2-7-8フォーカス五反田ビル
電話番号
03-5421-7777

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