田ノ浦ビーチでの清掃活動と環境教育イベントの記録
2023年6月8日、大分市の象徴とも言える田ノ浦ビーチにて、「田ノ浦ビーチクリーン~アップサイクル~」という特別なイベントが開催されました。この催しは、一般社団法人うみらいふ主催で、日本財団が推進する「海と日本プロジェクト・CHANGE FOR THE BLUE」の一環として行われました。
学生と子供たちの参加で実現した清掃活動
当日は、約100名の参加者が集まりました。中でも、日本文理大学の建築学科の中西章敦教授率いる学生11名と、ジュニアバスケットボールクラブの子供たち20名が中心となり、清掃活動を行いました。参加者はビーチに散乱しているごみを懸命に拾い集め、海岸の美化に貢献しました。
清掃作業の後は、学生による「海洋ごみについて楽しく学べるレクリエーション」の時間が設けられました。この中では、手作りの「海岸プラゴミすごろく」を使ったゲームが行われ、参加者は楽しく遊びながら海洋ごみの知識を深めることができました。STOPマスでは、実際のごみを利用したミニゲームが行われ、「砂浜の中にもマイクロプラスチック!」や「汚れたプラスチックゴミをキレイにしよう!」など、日常生活に即した内容が展開されました。
環境教育の重要性と実体験
また、ゆうび株式会社の用松氏による「環境授業」も行われました。子供たちはパッカー車の実物を目の前にして、ごみの分別やリサイクルの手法について学びました。実際にごみをパッカー車に入れる体験を通じて、環境問題への関心を深める機会となりました。
清掃されたごみは、後日専用業者に渡され、海洋ごみを利用したアップサイクル品が制作される予定です。参加者たちは、自らの活動が何かに繋がることを実感し、貴重な体験を得たことでしょう。
参加者からの熱い声
清掃活動を終えた参加者からは様々な感想が寄せられました。中学生の一人は「ポイ捨てしないよう気を付けたい」と語り、大学生は「道端でも積極的にごみを拾いたい」と意気込んでいました。これらの反応から、次世代への環境問題に対する意識が広がっていることが伺えます。
未来への取り組み
一般社団法人うみらいふは、次世代に綺麗な海を見せるため、引き続き海洋ごみ問題についての関心を高め、自発的なごみ拾いや啓発活動を展開していきます。このような取り組みを通じて、海洋の環境が持続可能なものとなることが期待されています。
海洋ごみ問題は、私たち全員の責任です。自分たちの手で未来を守るため、一人ひとりができることから始めていきましょう。