自分が食べる米を自分で作る!
長野県に位置する「サバイディー自然農法園」は、今、新たな稲作の仕組みを模索しています。代表の海老原ひと美さんが提唱するプロジェクトは、「自分が食べる米は自分で作る」という理念のもと、クラウドファンディングを活用して米不足や農業の高齢化に立ち向かうものです。この挑戦は2025年7月30日まで続き、その目標は長期的に持続可能な農業モデルを構築することです。
プロジェクトの内容
「脱時給10円」というスローガンのもと、サバイディー自然農法園は遊休農地の再生に着手しています。農業未経験者でも参加できる仕組みを導入し、共同作業で米作りを楽しむことができます。草刈り作業には、より効率的かつエコな方法を取り入れるために草刈り機の購入やヤギのレンタルを計画しています。これらは、農家のコスト削減や消費者への直接販売を通じて、農家の収入を増やすことを目指しています。
背景
日本の農業は現在、非常に厳しい状況に置かれています。農業従事者の平均年齢は70歳を超え、多くの人が新たにこの分野に入ることを躊躇っています。海老原さん自身も、製薬会社での10年間の勤務を経て、青年海外協力隊として2年間ラオスに活動していた経験があります。その後、農業の道へと進み、仲間とともに田んぼの再生に挑んでいます。
具体的な取り組み
サバイディー自然農法園では、田植えから稲刈りまでのプロセスを約4か月間参加できるようにし、農業未経験者でも簡単に米作りに関わる環境が整っています。特に注目すべきは、ヤギを使ったエコ除草システムです。草刈りにヤギを活用することで、農薬や化学肥料に依存しない方法を実現させ、自然との共生を図ります。これにより、消費者には本物の国産新米を長期保存できる形で提供することを目指しています。
支援金の使い道
目標金額は10万円で、具体的には以下のように各項目に分けられています。 (刈払い機1台、燃料、ヤギのレンタル、ヤギ小屋の建設等)
- - 刈払い機:3万円
- - 燃料・替え刃:1万円
- - ヤギレンタル(2頭×2ヶ月):2万円
- - ヤギの小屋建設:3万円
- - クラウドファンディング手数料:1万円
支援者には、自然栽培米やさつまいもセット、さらにはヤギの命名権や農業体験など、様々なリターンも用意されています。
プロジェクトのスケジュール
プロジェクトは7月9日に始まり、7月30日に終了します。その後、8月2日にリターンが発送され、9月下旬に稲刈り、10月上旬に脱穀を予定しています。
代表者プロフィール
海老原ひと美さんは、農業系大学を卒業後、製薬会社での経験を経て、自然農法を学ぶために地域おこし協力隊として活動を行ってきました。2024年11月には自身の農法園を設立する予定です。また、マヤ暦の鑑定士としての活動も行っています。
まとめ
日本の米と農地、環境を守るために、「サバイディー自然農法園」の挑戦は始まります。人と動物と環境が調和した新しい循環型社会を目指し、皆さまの支援が必要です。どんな小さな支援でも、このプロジェクトを育てる一助となりますので、ぜひご参加ください。