新たなアートの拠点、ニュータウンアートセンター
株式会社クラシコムが2026年から2027年初旬にかけて、東京都国立市に「Newtown Art Center(ニュータウンアートセンター)」をオープンする計画を発表しました。このアートセンターは、同社が2015年から使用していた旧オフィスの一部を改装し、アートギャラリーと小規模イベントスペースを提供するものです。
アートセンターの概要
NNニュータウンアートセンターは、約120坪の広さで運営され、半分はギャラリースペースとして使用されます。残りの半分については、アーティストの制作スペースやレジデンス、複数のギャラリーの複合体、さらにはアートブックの書店などを展開することも視野に入れています。現在これらの案は構想段階にあり、運営を通じて得られる知見から具体化を目指しています。
このプロジェクトの運営には、「MASUMI SASAKI GALLERY」を展開するアートアンドリーズン株式会社が関わっており、同社は恵比寿での展開を経て、代官山、神楽坂、森下と拠点を移動しながら、10年以上の経験を積んできました。もちろん、アートアンドリーズン社はニュータウンアートセンターで新しい活動を展開する予定です。
アートと暮らしの融合
クラシコムはその歴史をひも解くと、北欧のヴィンテージ食器の販売を起点に事業をスタートさせました。商品だけでなく、暮らしに関連する多様なコンテンツを展開し、2010年代後半からはエンターテインメントの領域にも進出。ドラマ『青葉家のテーブル』の映画化や、YouTubeチャンネルの登録者数100万人突破に至るまで、彼らの発信力は広がっています。
新たなアートの領域への挑戦は、これまでのビジネスにおける成功をさらに発展させ、アートと企業の関係性を深めることを目的としています。アーティストが企業と協力して商品デザインを行うというモデルを見本にしながら、持続可能で健全な形でアートをビジネスに組み込む道を模索する意向です。
「ニュータウン」という名称の由来
「Newtown」という名称には、郊外で文化を育んでいくという意義が込められています。都市部への流出が進む中で、国立市に根を下ろしたクラシコムは、郊外の利点を生かして新たな文化の拠点を作りたいと考えています。駅前の「nonowa国立」に位置する本社から、地域の文化発信を図ることが目標です。
まとめ
クラシコムが手がけるニュータウンアートセンターは、地域社会との結びつきを深め、新たな文化の創造を促進する場になるでしょう。同社の代表取締役社長、青木耕平氏は「新たなフロンティアをアートに見出しながら、郊外の魅力を追求していく」と話しています。今後の展開に期待が寄せられます。