DOORCOMが新しいスマート宅配ボックスを発表
DOORCOM株式会社は、三菱商事株式会社と提携し、2025年9月11日から、自社のスマート宅配ボックスが「Smari発送」サービスに対応することを発表しました。この新サービスでは、集合住宅やオフィス、社宅、学生寮等での荷物の発送や返品が可能になります。これにより、再配達問題の解決に向けた一歩を踏み出すことが期待されています。
スマート宅配ボックスの特徴
DOORCOMのスマート宅配ボックスは、全てのボックスがSmari発送に対応しており、業界初の電気通信式宅配ボックスです。このシステムの導入により、顧客はより快適に荷物の受付や発送を行うことが可能です。特に、オンライン管理システムが搭載されており、建物管理者の負担を大幅に軽減することも大きな魅力です。
再配達問題の解消に向けた取り組み
近年、EC市場は急速に拡大していますが、それに伴い再配達問題は深刻化しています。DOORCOMは、高機能宅配ボックスの導入により、この問題の解決に取り組んでいます。単なる荷物の受取機能にとどまらず、発送料金の軽減や時間指定配達のスムーズな実現が期待されます。
Smari発送サービスの具体的なメリット
1.
ダイヤル式では不可能だった通信連携: Smari発送では、各事業者との荷物入庫状況をリアルタイムで確認できるため、スマートに発送や返品が行えます。
2.
簡易なQRコード表示: これまではシールを貼り付ける必要がありましたが、今後は操作画面にQRコードが表示され、シールの取り付けが不要になります。
3.
全ボックスが兼用利用可能: 荷物の受け取りと発送のために異なるボックスを使用する必要がなく、利用が一層便利になります。
4.
後付けでの対応: 既存のDOORCOM宅配ボックスでも、ソフトウェアの遠隔操作によってSmari発送サービスが導入できるため、利便性が向上します。
5.
伝票不要の簡便さ: 荷物に伝票を貼り付ける必要がなく、アプリで手続きを行った後にボックスへ入れるだけで発送が完了します。
6.
多くのECサービスとの連携: Smari発送ステーションでは様々なECサービスとの連携が進んでおり、ユーザビリティが向上しています。
スマート宅配ボックスのデザインと利便性
DOORCOMの宅配ボックスは、デザイン性と操作性も兼ね備えています。エントランスに調和する曲線デザインで、視認性の高い大型フルカラーのタッチパネルを搭載しています。これにより、よりスムーズな操作と快適さが提供されます。特に、Smari利用時にもQRコードが操作画面上に表示されるため、ユーザーにとってさらなる利便性を実現します。
結論
DOORCOMは、今後も物流業界や住宅業界との連携を強化し、社会全体の非対面化と省力化に貢献するソリューションの提供を目指しています。特に、IPインターフォンやスマートロックなどのセキュリティ機器との合わせ技で、安全で効率的な社会インフラの構築に寄与していく考えです。これからも多様化するニーズに応え、安心で快適な住環境作りに注力することでしょう。