東京都こども基本条例ポスターコンクールの入賞作品が発表されました

東京都こども基本条例ポスターコンクールの結果発表

令和7年度の「東京都こども基本条例ポスターコンクール」において、入賞作品が決定しました。このコンペティションは、東京都が「チルドレンファースト」の理念のもと、子どもたちの視点を意思決定に取り入れる試みとして実施されたものです。

この条例は、全ての子供が将来への希望を持ち、快適に成長できる社会の実現を目指しています。今回のポスターコンクールは、子供たちが主体的にテーマを考え、さらには作品を描くことで、条例の理解を深めることを意義としています。

参加者と審査方法

応募総数は113点に上り、小学校低学年部門では73点、高学年部門で24点、デジタル作品部門は16点の作品が集まりました。審査は、東洋大学名誉教授の森田明美氏と芸人・漫画家の矢部太郎氏を含む審査委員会によって行いました。最終的には、こども都庁モニターによる子供たちの投票も行われ、入賞作品が決定されました。

入賞作品の紹介

最優秀賞に輝いたのは、手描き作品の小学校低学年部門で「みんなの夢」、高学年部門で「夢へ！未来へとびだせ！」です。これらは、日本女子大学附属豊明小学校2年の諸田帆野華さんと、港区立芝浜小学校5年の田村悠さんによる作品です。また、デジタル特別賞は品川区立豊葉の杜学園6年の澤田多珠さんの作品「みんなの夢が叶う街、東京」が受賞しました。

普及活動

入賞作品は様々な形で普及される予定です。最優秀作品は、都営バスのラッピングデザインとして運行されることが決定しています。運行期間は、令和8年1月下旬から3月下旬を予定しています。バスは練馬支所所管内の路線を走る予定で、バスの両側面には受賞作品がデザインされるとのことです。

さらに、入賞作品は東京都庁でパネル展示も行われる予定です。展示は令和8年3月17日から23日まで、都庁第一本庁舎1階中央アートワーク台座にて行われます。

優秀賞作品の紹介

さらに優秀賞にも素晴らしい作品が選出されています。小学校低学年部門では「誰もが楽しめる学校」「潜水艦をつくって深海でお宝ゲット！！」が、立川市立第九小学校2年の三輪柚葉さんと品川区立品川学園1年の森田喜心さんによって制作されました。高学年部門では「進め！東京へ！未来へ！」「広がれ私の夢」が、練馬区立開進第四小学校5年の波多野楓花さんと中野区立中野本郷小学校6年の鈴木楓子さんによって描かれました。

この活動は「2050東京戦略」の一環として行われており、特に子どもたちの視点に立った政策が重視されています。作品を通じて、子どもたちの声がどのように社会に反映されているかを感じ取る機会となることでしょう。