AI翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」が新たな展開
八楽株式会社が提供するAI翻訳プラットフォーム「ヤラクゼン」が、2024年10月に大幅なバージョンアップを実施しました。このアップデートでは、広く知られている生成AI「ChatGPT4o」と、優れた性能を持つ生成AI「Claude」を新たに搭載し、翻訳の質を飛躍的に向上させました。
「ヤラクゼン」の進化とは
「ヤラクゼン」は、2015年のリリース以来、多くの企業やユーザーに利用されてきましたが、今回のアップデートはその中でも最大規模となります。新たに搭載されたChatGPT4oは、口語からフォーマルな言葉遣いまで様々なスタイルに柔軟に対応可能で、ユーザーの要望に応じた文体調整が簡単に行える点が特徴です。一方、Claudeはビジネス文書や公式なコミュニケーションに特化しており、安全性と精度の高い翻訳を提供することができます。この2つのエンジンを適切に使い分けることで、ユーザーに大きな利便性をもたらしました。
翻訳の質の向上
翻訳には主に「統一性」「正確性」「流暢性」という3つの品質が求められますが、それぞれの質が重要視される状況は異なります。たとえば、契約書や法律文書では正確性が重視される一方で、マーケティング資料やブログでは流暢さが大切です。今回のアップデートによってユーザーは、翻訳されるテキストがどのような場面で使われるのかを選定し、そのシチュエーションに応じた翻訳を受けることができるようになりました。これにより、翻訳の質がさらなる高みへと引き上げられています。
オリジナルエンジン「八楽翻訳」
新たに搭載された八楽オリジナル翻訳エンジンは、その使用状況に応じて学習し、日々成長する能力を持っています。たとえば、「went」「traveled」「visited」のような表現の使い分けを学習することで、適切な翻訳を提供する機能が強化されています。ユーザーが利用すればするほど、より高精度な結果が得られるのです。
ヤラクゼンの新機能
大学における異文化コミュニケーションの専門家である立教大学の山田教授は、今回の進化を以下のように評価しています。「文は人なり」との観点から、翻訳だけでなく「どう伝えるか」が重要であると述べ、ヤラクゼンが提供するパーソナライズの容易さが翻訳業界にとって画期的であると語っています。
ヤラクゼンと八楽株式会社について
ヤラクゼンは、AI翻訳、編集、シェア、さらには翻訳会社への発注までを一本化したプラットフォームです。シンプルなインターフェースと高いセキュリティが特長で、主に製品マニュアルや契約書などでの利用が進んでいます。八楽株式会社は「グローバルコミュニケーションを楽しく」という理念のもと、多様な文化や考え方を尊重し、皆が楽しくコミュニケーションを図れる世界の実現を目指しています。詳しくは公式ウェブサイト
こちらを参照ください。
このように、ヤラクゼンの最新の取り組みは、翻訳だけに留まらず、コミュニケーション全体をより豊かにする可能性を秘めているといえるでしょう。