都築電気、麻生セメントにTCloud for SCM導入決定
都築電気株式会社(代表取締役社長:吉井 一典)が麻生セメント株式会社(代表取締役社長:林田 亮輔)に対し、クラウド型動態管理・配送管理サービス「TCloud for SCM」の導入を発表しました。この導入の背景には、建設業界における資材の安定供給の重要性や、ドライバー不足の深刻化、2024年問題への対応があります。
導入の背景
麻生セメントは1934年に福岡県田川市でセメント事業をスタートし、以降は西日本地域を中心に高品質なセメントを提供し、地域のインフラを支えています。しかし、建設業界では配送量の変動や、委託先含めた配送管理の課題が浮上していました。また、ドライバー不足や働き方改革による制約も影響し、迅速な対応が求められています。
TCloud for SCMの特長
「TCloud for SCM」導入の決め手は以下の通りです。
1.
リアルタイム物流管理
車両の位置情報や配送状況をリアルタイムで確認でき、走行ルートや納品方法の最適化が図れます。待機時間の可視化により、配送計画の改善にも寄与します。
2.
短期サブスクリプションプランの導入
スマートフォンを基盤にした工事不要のシステムにより、全ての配送車両に対して迅速な導入が可能です。短期プランによって、需要に応じた柔軟な車両管理を実現します。
3.
CO2排出量削減の推進
配送実績データを活用することで、非効率な走行経路や待機時間を可視化し、CO2排出量削減につながる取り組みが可能になります。加えて、走行距離や給油量からCO2排出量の計算を自動化することで、業務上の負担を軽減します。
期待される成果
麻生セメントの物流部部長、野瀬純司氏は、「配車業務の業務改善が遅れていたため、クレームの発生も多く、業務効率化が急務でした。TCloud for SCMの導入により、配車業務の効率化とリアルタイムでのドライバーの動きの確認が可能となり、2024年問題対策や環境負荷の削減に向けた具体的なアクションに着手できると期待しています」と述べています。これにより、よりスムーズで効果的な物流が実現することが期待されています。
都築電気の企業理念
都築電気は、「人と知と技術で、可能性に満ちた“余白”を、ともに。」というパーパスのもと、ICTを駆使して顧客の企業価値を高めることを目指しています。創業100周年に向けた長期ビジョンを掲げ、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでいます。
今後も都築電気は、麻生セメントとの協力を通じて、さらなる業務効率化と環境配慮の推進に注力していくことでしょう。