高山の新名所「遊朴館 HIDA GALLERY」がグランドオープン！

高山の木工文化を感じる「遊朴館 HIDA GALLERY」

2025年10月4日（土）、飛騨産業株式会社が新しくリニューアルした「遊朴館 HIDA GALLERY」がグランドオープンします。この施設は、岐阜県高山市に位置し、日本の優れた木工文化を未来へつなぐことを目的とした複合施設です。

リニューアルの背景と目的

「遊朴館」は、地域の木工文化に深い関わりを持つギャラリーとして、地元の作家や工芸文化を紹介してきました。しかし、2020年のコロナ禍により一時閉館。2023年からのリニューアルが始まり、2025年には新しい形として再オープンする運びとなりました。新しい「遊朴館」では、木工の魅力を体感できる位置付けとして、ギャラリーやクラフトショップ、カフェの3つのエリアで構成されています。

異素材のコラボレーション展覧会

グランドオープンを記念して開催される企画展「3 materials」も注目です。木、鉄、硝子の3つの異なる素材を扱う工芸作家、三谷龍二、金森正起、小澄正雄が参加し、それぞれの技を活かした共同作品を展示します。この展覧会では、彼らが互いの素材に触れ合いながら生み出す新しいプロダクトが披露され、ものづくりの未来に対する静かな提言が形となります。

空間デザインのこだわり

遊朴館のリニューアルにあたっては、著名な建築家中村好文と家具デザイナー小泉誠がその空間設計を手がけました。木の美しさと手仕事の大切さが感じられるデザインとなっており、訪れる人々がゆったりとくつろぐことができる空間が広がっています。ここでは単に制作物を展示するだけでなく、訪問者がその背景にあるストーリーや制作過程を学ぶことができる工夫が凝らされています。

提供する新たな体験

遊朴館内には、木工技術を学びながら体験できるワークショップや、地元作家によるハンドメイドの商品が揃うショップも併設されています。また、カフェでは、飛騨地方の食材を使用した料理や、作家がデザインした器で提供されるこだわりのコーヒーを楽しむことができます。木のぬくもりを感じながら、訪れる人々の日常に彩りを加える場として期待されています。