FTI3号ファンド運用開始
2021-02-01 10:00:08

ファストトラックイニシアティブ、3号ファンド運用開始!83億円規模でバイオ・ヘルステック領域を支援

ファストトラックイニシアティブ、3号ファンドでバイオ・ヘルステック領域を強力支援



株式会社ファストトラックイニシアティブ(FTI)が、3号ファンド「ファストトラックイニシアティブ3号投資事業有限責任組合」の運用を開始した。募集開始からわずか5ヶ月で、2号ファンドを上回る83億円という巨額の出資を獲得、一次募集を完了したと発表した。

この3号ファンドは、バイオテクノロジー分野とヘルステック分野の成長企業に焦点を当てた投資を行う。具体的には、創薬、医療機器、再生・細胞医療、研究ツールといったバイオテック企業、そして、医療機関や医療従事者向けのサービス、健康・メンタルヘルスの管理、運動・栄養ソリューション、医療関連の流通などを手がけるヘルステック企業への投資を重点的に行う。

近年、世界的な社会問題となっている新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対策も重要な柱の一つだ。FTIは、COVID-19関連事業を手掛けるベンチャー企業への投資も積極的に検討する方針を表明。さらに、ファンドの管理報酬の一部を、COVID-19と戦う医療機関や大学、研究機関への寄付に充てることで、研究開発や医療現場への支援にも貢献するとしている。

この3号ファンドへの出資には、独立行政法人中小企業基盤整備機構、三井住友銀行、横浜銀行といった国内を代表する金融機関や事業会社が名を連ねる。これらの企業がFTIの取り組み、そしてバイオ・ヘルステック領域への投資に大きな期待を寄せていることを示している。

FTIは、今後もファンド規模の拡大を目指し、2021年半ばには募集を終了する見込みだと説明。日本のバイオ・ヘルステック業界のさらなる発展、そして人々の健康と豊かな暮らしの実現に向けた、FTIの取り組みは今後ますます注目を集めるだろう。

FTIのこれまでの実績

FTIは2004年3月設立のバイオ・ヘルステック領域に特化したベンチャーキャピタル。これまでに、複数のファンドを通じて数々の企業への投資、経営支援を行ってきた。その中には、2020年に株式上場を果たした株式会社モダリス、M&Aを実現したアキュルナ株式会社、更には株式会社カイオム・バイオサイエンス、ブライトパス・バイオ株式会社、株式会社医療情報総合研究所など、業界をリードする企業も含まれる。

今後の展望

83億円という大規模な3号ファンドの運用開始は、FTIの更なる成長、そして日本のバイオ・ヘルステック分野の発展を示す大きな一歩と言える。FTIの今後の動向に注目が集まるのは間違いない。今回のファンドは、単なる投資にとどまらず、社会貢献という側面も持ち合わせている点が特徴的だ。医療現場への直接的な支援を行う姿勢は、企業の社会的責任を果たす姿勢を強く印象付けるものとなっている。

会社情報

会社名
株式会社ファストトラックイニシアティブ
住所
東京都文京区本郷4-1-4Design Place α 8F
電話番号
03-5842-3325

トピックス(経済)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。