AI博覧会Nagoyaでの調査から見る日常業務におけるAI活用の実態
2026年6月16日から17日にかけて開催された「AI博覧会 Nagoya 2026」では、国内最大級のAIポータルメディア「AIsmiley」を運営する株式会社アイスマイリーが来場者241名を対象に生成AI活用に関するアンケート調査を実施しました。この調査からは、AIの活用状況やそれに伴う課題が明らかになりました。
AI利用の頻度と世代別の傾向
調査によると、AIを「ほぼ毎日、仕事や日常で利用している」と答えた人は72.2%に上りました。特に20代では84.6%という高い割合が見られ、60代以上でも61.9%が毎日利用していると回答しています。この結果は、AIが業務のサポートツールとして世代を問わず浸透していることを示しています。
AIの活用は、元々限られた一部のユーザーに留まっていたものが、多様な業種や職種に広がりつつある段階にあります。企業は今後、AIをいかに実務で活かすかが最重要課題となっていくでしょう。
課題としての情報のキャッチアップ
調査結果の中で、「AIを活用する上での課題」として最も多く挙げられたのは「日々進化する情報に追いつけない」というもので、39.0%がこれを指摘しました。次いで「プロンプトの正解が分からない」が33.2%、さらに「周囲に相談できる人がいない」が32.4%という結果でした。
これらの回答からは、AIの機能や技術の理解よりも、情報の収集や相談相手の有無が理解と活用の壁として立ちふさがっていることが見えます。また、自由回答として「社内への展開や仕組み化の難しさ」「セキュリティへの不安」「ハルシネーションへの懸念」といった意見も寄せられました。これは、AI活用が直面する具体的な課題を示しています。
独学と学び合いの環境
AIに関する講座や勉強会への参加経験について、46.5%は「参加したことがない」と答えました。この結果から、多くの人が独学でAIを学び、試行錯誤しながら活用している実態が明らかになりました。今後、AIを業務へ継続的に活かすためには、実践的な知識やノウハウを共有できる場が重要になってくるでしょう。
組織全体でのAI活用の深化
今回の調査では、生成AIの利用が多くのビジネスパーソンによって実践されていることが確認されましたが、一方で「AIを使いこなすための環境整備」が新たな課題として浮き彫りになりました。情報収集だけでなく、プロンプト設計や社内展開など、AIを業務成果につなげるために必要なノウハウの習得が求められています。
AIsmiley Communityの役割
AIsmileyが提供しているコミュニティは、こうしたAI活用における課題を解決することを目的としています。AI活用の事例共有や最新トレンドについての情報を提供し、専門家や参加者同士の交流を通じて、実務で役立つ知識を学び合う場を提供しています。
このように、AIを「知る」だけでなく「実務で活かす」ための場として、AIsmiley Communityは企業や個人のAI活用を支援しています。詳細は、
AIsmiley Communityの公式サイトをご覧ください。
調査概要
本調査は、AI博覧会 Nagoya 2026の来場者を対象に行われ、有効回答数は241名にのぼります。調査期間は2026年6月16日から17日で、方法は紙面アンケートです。回答者の年齢層や職業に関しても詳細なデータが集まり、今後のAI活用の動向を分析するための貴重な資料となりました。