提携の概要
株式会社白紙とロックは、知的財産を活用した取引支援プラットフォーム「IPマーケット」において、M&Aアドバイザリー大手である株式会社オンデックとの業務提携を発表しました。この提携により、知財を基盤にした企業のM&Aニーズにワンストップで対応し、事業創出を促進する支援体制が整います。
提携の背景
近年、中小企業を中心に知財の活用が重要視されています。特に、特許や技術の売買に留まらず、企業の次のステージに進むためのM&Aが増加していることが背景にあります。IPマーケットでは、これまで培った知財マッチングの経験を活かし、企業の価値を可視化・定量化する支援を行ってきました。
M&Aの専門家であるオンデックとの連携により、ユーザーが直面するM&Aに関する課題にもグローバルに対応できる体制が整備され、知財を基にしたエグジットや事業承継へも柔軟に対応可能になりました。
提携の意義
この提携は、知財を活用した新規事業や他社との連携を考える企業にとって、必然的に重要な意味を持ちます。また、知財マッチングの仕組みを通じての法人価値の引き上げや、資本提携による事業の広がりを見込むことができるのです。
双方の知見を活かすことで、知財取引のチャンスが広がり、企業間の相互成長が期待されます。この動きは、中小企業のみならず、さまざまな業界における知財活用の活性化に寄与することでしょう。
今後の展望
今回の提携を活かした具体的な展望として、まずはIP付き中小企業のM&A支援実績の向上を図ります。また、知財と資本提携の融合によって、新たなExitモデルの構築に向けた取り組みも進めていく予定です。
さらに特許の価値を独自に評価する技術を用いることで、特許取引市場の拡大にも貢献できる可能性を探求します。知財市場の拡張や新たなビジネスモデルの創出に向けても、両社で協力を進めていく構えです。
IPマーケットの特徴
「IPマーケット」は、知財を活用する多くの企業にとって、必要不可欠なマッチングプラットフォームです。そのコンセプトは、難解な知財情報を初めて学ぶ人でも理解しやすい形で提供すること。現在、約1万件の開放特許を掲載しており、AIによる特許の自動レコメンド機能を搭載。ビジネスに適した特許を迅速に提示し、気軽に検討できるメッセージ機能も備わっています。ユーザーが専門知識が無くても、自分のビジネスに合った特許を簡単に見つけることができます。今後、これらの機能をさらに進化させ、より多くの企業が知財を活用できるような施策を計画しています。
このように、株式会社白紙とロックとオンデックの提携は、知的財産を起点とする新しいビジネスの可能性を大きく広げるものとなるでしょう。