サイダスの竹下優也がISO 30414資格取得
株式会社サイダスの社員である竹下優也氏が、人的資本に関する情報開示ガイドラインの「ISO 30414リードコンサルタント/アセッサー」認証を取得しました。これは、竹下氏にとって入社からわずか2年目での大きな成果であり、企業における人的資本の専門知識と能力を証明するものです。
ISO 30414とは何か
「ISO 30414」は、国際標準化機構(ISO)が策定したマネジメントシステム規格の一つで、組織が自社の従業員に関する人的資本に関する情報を定量化、分析、開示するための国際的な指標を示すガイドラインです。最近では、企業が中長期的に成長するためには、物理的資産や財務データに加えて、無形資産、特に人的資本の適切な管理が不可欠であるとの考えが広がっています。
人的資本の管理が求められる背景
2018年に制定されたISO 30414は、企業が人的資本を戦略的に管理し、その成果を投資家やステークホルダーに伝えるための枠組みとして活用されています。このフレームワークに基づく情報開示を行うことで、企業は投資家に対してより透明性のある情報を提供することができ、また経時的に人的資本の管理と開示を行うことで、自社の人事施策の効果測定や改善にも寄与します。
竹下優也氏の取り組み
竹下氏は、2023年4月にサイダスに新卒で入社し、営業やインサイドセールスを経て、10月にはカスタマーサクセス推進部に異動しました。彼はこの部門で、顧客のタレントマネジメントを支援しながら、人的資本経営の実現に向けた課題改善の提案をしています。
竹下氏は、ISO 30414リードコンサルタント/アセッサーの資格を取得した主な理由について、「企業が経営戦略を実現するためには、データに基づいた人事施策が不可欠である」と述べ、具体的な提案を行うために資格取得を決意したと語っています。彼の取り組みによって、サイダスの提供する人材データプラットフォーム「CYDAS」の活用も一層進むことでしょう。
未来に向けた展望
今後、アメリカではISO 30414に基づく人的資本開示が義務化されていますが、日本でも同様の流れが進むと予想されています。これにより、人的資本の管理とその開示の重要性がさらに高まっていくでしょう。サイダスは、タレントマネジメントの運用において独自のフレームワークを強化し、顧客に対する人的資本開示におけるソリューションの提供を一層精力的に進めていく方針です。
サイダスの今後の取り組み
サイダスでは、社員一人ひとりの専門性を高めるための教育も注力しており、竹下氏の資格取得はその一環です。企業の数値的な成長だけでなく、人的資本に対する深い理解をもたらすことで、クライアントへの価値提供を目指します。また、竹下氏が登壇するセミナーも予定しており、人的資本開示におけるKPI設定の重要性についての知見を広める活動を行っています。詳細お申し込みは、サイダスの公式サイトで確認できます。
会社概要
株式会社サイダスは、東京都港区に本社を置き、2011年に設立されました。同社は「すべての企業の『人×データ』のインフラになる。」というビジョンを掲げ、タレントマネジメントのパイオニアとして成長しています。「CYDAS」は、多様な機能を持ち、特に経営者と従業員の使いやすいインターフェースが高く評価され広く導入されています。今後もサイダスは、新たな展開を期待させる企業として注目されることでしょう。