ITエンジニアの選考辞退、本音が言えない?!
株式会社キッカケクリエイションが実施した調査によれば、過去の選考において辞退を経験したITエンジニア221名の約71.2%が、本当の辞退理由を企業に伝えていないことが分かりました。これは、企業側の理解不足や面接におけるコミュニケーションの課題を浮き彫りにしています。
調査の背景
この調査は、ITエンジニアが二次面接以降に選考を辞退した際の実情を探ることを目的としていました。調査期間は2026年6月12日から6月19日までです。
調査結果では、辞退の主要な決め手として「年収・待遇が希望と合わなかったこと」が24.0%と最も多く、他にも「他社からより良いオファーを受けた」が14.0%という状況でした。このような背景にも関わらず、多くのエンジニアが本音を伝えていない理由として、第一位が「角が立つのを避けたかった」が48.2%を占めています。
面接官の発言への違和感
調査により、面接官の発言や態度に違和感を覚えたエンジニアは73.3%に上り、その中でも52.0%が「複数回ある」と答えています。「威圧的・高圧的な態度」に対して不信感を抱くエンジニアが多かったのも事実です。面接の場でのコミュニケーションの在り方が、選考辞退に影響を与えているようです。
改善要望の具体性
エンジニアから寄せられた改善要望では、「業務内容や役割の具体的な説明」が最も多く38.5%を占め、「求人票とのズレを事前に解消する」ことが28.1%、配属予定チームのメンバーや雰囲気の共有が22.6%という結果になりました。これらからも、候補者と企業の間での情報の不一致を解消することが求められています。
復活オファーの実情
興味深いことに、選考辞退後に企業から復活オファーを受けたと回答したエンジニアは39.4%に達しました。しかし、最終的にそのオファーを受け入れたのは24.1%にとどまり、再検討後に断ったケースも43.7%あり、復活オファーの期待通りにはいかない現実も見えてきます。
企業と候補者の相互理解が必要
今回の調査結果からは、ITエンジニアの選考辞退における本音と企業の理解のギャップが浮き彫りになりました。候補者が遠慮せず本音を伝えられる環境を整えることが、企業にとっての採用競争力を高める鍵になりそうです。
企業は、面接を通じた適切なコミュニケーションを心がけ、次世代のITエンジニアのニーズに対応するための努力が求められています。誠実な情報開示や、面接プロセスの見直しは、未来の成功につながる重要なステップと言えるでしょう。
本調査に関する詳細は、
こちらをご覧ください。なお、ITエンジニアの転職支援には「キッカケエージェント」をご活用ください。