再生パソコンで障がい者雇用を促進するポンデテックの取り組み
障がい者週間を前に、株式会社ポンデテックは、障がい者雇用を通じて実現された再生パソコンの累計出荷台数が11,000台を超えたことを発表しました。この取り組みは、特例子会社と連携し、社会の中に眠る価値を掘り起こし、再生させることを目指しています。ポンデテックは、企業から回収した使用済みパソコンを再生し、適切に販売することで、障がいのある方々と共に新たな雇用機会を生み出しています。
障がい者雇用と再生プロセスの連携
ポンデテックは、大阪府に本社を置き、障がい者雇用を促進するために、特例子会社であるかんでんエルハートやヤマハモーターMIRAI、SOMPOチャレンジドなどと協力しています。これにより、使用済みパソコンの回収から再生、販売までの一連のプロセスを統括。再生工業は、障がいのある方々と共に進められることで、多様な働き方が可能になります。2025年度の上半期には、再生台数が11,000台に達し、取り組みが成功を収めています。
働く誇りを持つ職場づくり
「PC next」という再生パソコンの販売サイトでは、ユーザーから「想像以上にきれい」や「新品のように快適」といった好評を得ています。これらの評価は、再生業務に関わるスタッフにとってやりがいにつながっているといいます。特に、「自分が再生したパソコンが他人の仕事や学びに役立つと知り、本当に嬉しい」と語るスタッフの声が印象的です。
ポンデテックでは、再生工程の標準化を進め、作業手順を分かりやすくすることで多様な特性を持つスタッフが安心して働ける環境を提供しています。また、同一機種をまとめて仕入れる独自のスキームにより、作業負荷を軽減しつつ、高い品質を維持しています。代表取締役の財津和也氏は、「社会に埋もれた価値を再起動する」というビジョンを掲げ、一人ひとりが誇りを持てる職場を目指しています。
再生パソコンの魅力
再生パソコンは、企業での使用後に回収されたパソコンをSSD交換やメモリ増設などの工程を経て、新品同様の性能を手頃な価格で提供します。この取り組みにより、高性能なパソコンを求めるユーザーに対し、「高性能を手頃に」「中古でも安心して使いたい」というニーズに応えることができます。
ポンデテックの再生パソコンは、障がい者雇用と資源循環を実現する象徴です。また、サステナブルなITの利用が評価され、企業のCSRやESG経営、DE&Iの観点からも注目されています。
未来を見据えた社会貢献
ポンデテックは、再生パソコンやスマートフォンの事業を通じて、社会に埋もれた価値を再び動かし、人とモノが共に輝く社会を目指しています。今後も特例子会社やパートナー企業との連携を強化し、未使用の機器のリユース拡大とともに、雇用の創出をゴールとし、「循環と雇用を両立する新たな社会モデル」の推進に努めていく所存です。
会社概要
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再生パソコン事業や障がい者雇用に関する取材やインタビューのご依頼は、ポンデテックまでお気軽にお問い合わせください。特例子会社との現場取材も可能です。