アサヒテクノリサーチが行うガス溶解度測定サービスの強化
株式会社アサヒテクノリサーチ(代表取締役社長:伴丈 修)は、2026年6月25日から、ガスの溶解度測定(ヘンリー定数測定)サービスを一層強化することを発表しました。これは、環境調査や品質保証の分野での実績を生かし、より実際の使用条件に近いデータを提供することを目的としています。企業理念である「新しい技術・知識を求め、真心を持って接する」との精神をもって、製品開発に携わる幅広い業界のニーズに応える姿勢が伺えます。
ガス溶解度(ヘンリー定数)の重要性
ヘンリー定数は、特定の気体が液体にどの程度溶けるかを示す重要な物性値です。この値は、ガス吸収プロセス設計や運用において、環境問題の解決や化学工業、エネルギー産業の効率化を図るために欠かせません。最近では、このデータを必要とするケースが増加しており、それに伴いアサヒテクノリサーチもサービスの向上に取り組んでいます。
特に、モノづくりの技術が進化する中で、文献値だけでは実際のプロセス挙動を把握するのが難しくなっています。これは、以下の三つの変化に起因しています。
1.
化学プロセスの高度化・複雑化 : 複雑な運転条件の中で、従来の文献値との乖離が見られる。
2.
脱炭素・環境規制の強化 : 排ガス吸収の効率を高めるためには、気体の液体への溶解度を正確に把握する必要がある。
3.
新材料・先端技術の開発拡大 : 革新的な材料や溶媒が求められる中で、必要な物性データが存在しないケースが多い。
これらの状況に対処するためにも、アサヒテクノリサーチはより実践的なデータ取得へ向けて動き出しています。
充実した測定サービスの特徴
アサヒテクノリサーチの測定サービスは、静置法による蒸気圧測定装置を活用し、10〜60℃の温度域で高精度なヘンリー定数を算出します。過去の文献値との比較検証では、20〜40℃において99.7〜103.3%の一致率を確認しており、優れた精度を持っています。
さらに、アサヒテクノリサーチの強みは単に数値を提示することにとどまらず「伴走型の測定支援」にあります。お客様の具体的なニーズや課題を丁寧に把握し、測定条件の相談から結果分析まで、一貫してサポートします。特に、新しいプロセスや材料開発において必要な基礎データの提供には力を入れています。
今後のビジョン
ガス吸収プロセスは、環境対策や化学工業、エネルギー産業において不動の地位を築いています。そのためアサヒテクノリサーチは、本測定技術を通じて、産業界の脱炭素化を支えることを目指します。文献からの評価が難しい新規プロセスや材料開発に関心のある企業からのご相談を受け付けています。詳しい情報は、以下のテクニカルレポートをご覧ください。
アサヒテクノリサーチ テクニカルレポート
会社概要
アサヒテクノリサーチは1989年に設立され、広島県大竹市に本社を構えています。環境測定や品質試験のエキスパートとして、医薬品製造用水や土壌、廃棄物の分析を行っており、先進的な技術開発にも力を入れています。企業URLは
こちらです。