男子ハンドボール日本代表『彗星JAPAN』、強化合宿を実施
男子ハンドボール日本代表『彗星JAPAN』が、2026年1月にクウェートで開催される第22回男子アジア選手権を見据えた第3回強化合宿を行いました。この合宿は、9月27日から10月4日まで東京都の味の素ナショナルトレーニングセンターで実施され、国際的な舞台への準備が進められました。
合宿には、国内の最高峰リーグ「リーグH」で活躍する選手18名と現役大学生2名の計20名が参加しました。多くの選手は、今年の1月から2月にかけて行われた第29回男子世界選手権以来の合流となりました。このように、幅広い年齢層の選手が集まったことで、最年長の岩下祐太選手(34歳)から最年少の中沖仁希太選手(21歳)まで、各世代の選手が共に汗を流す姿が印象的でした。
合宿初日には、独特の緊張感が漂っていたものの、トニー・ジェローナ監督が構築するテンポの良いトレーニングメニューに取り組むうちに、選手たちの連携やコミュニケーションが自然と深まっていきました。このトレーニングでは、スピードや判断力が重視され、高い運動量を維持しなければならず、選手たちには身心共に負荷のかかる内容となりました。しかし、精鋭たちだけに戸惑うことなくトレーニングを続け、監督やスタッフとの意見交換も活発に行われました。
参加した選手たちは、経験豊富なベテラン選手からのアドバイスを受けたり、若手選手が積極的に質問を投げかけるなど、年齢差を超えた活発なコミュニケーションが見られました。このような環境の中で、選手たちは充実した時間を過ごし、強い結束力を持ちながらトレーニングを進めています。
今後、『彗星JAPAN』は国内スケジュールを調整しながら、さらなる海外遠征や国内での強化合宿を重ね、アジア王座を狙いに行くとともに、世界選手権出場権を賭けた年明けの男子アジア選手権へ向けて準備を進めていく予定です。アジア選手権の予選ラウンドに関する重要な情報や、チーム活動のスケジュールについては、追ってお知らせする予定です。
今まさに士気高く活動を進める男子ハンドボール日本代表『彗星JAPAN』から目が離せません。期待が高まります。