大日本印刷株式会社(DNP)は、2025年10月に幕張メッセで開催される「第15回農業WEEK 東京展」(通称:J-AGRI)に出展します。DNPは、食品や日用品、医療・医薬品分野で積み重ねたパッケージ技術を基盤として、環境に配慮した包装資材の提案や、デジタルトランスフォーメーション(DX)を通じた業務効率の向上を図り、農業関連の課題を解決するためのアプローチを展開します。この展示会で、DNPはブース(小間番号16-1)を設置し、世界市場を目的にした“持続可能な農業の未来”を探求します。
日本の農業における重要テーマとしては、環境負荷の低減、効率的な業務運営、さらには海外市場への参入があります。これらのニーズに応えるため、DNPは様々な製品やサービスを用意しています。特に、環境負荷を低減することを目指した包材、さらには酸素や水蒸気に対する高いバリア性を持つ大型袋など、農業向けの製品群を展示し、デモンストレーションを通じてその活用法を紹介します。
まず、本展示会で特に注目すべき製品が「DNPハイバリアアルミ蒸着フィルムIB-FILM®」です。このフィルムは、酸素や水蒸気に対する優れたガスバリア性と遮光性を持ち、農薬など内容物の品質を保つためのパッケージとしてアルミ箔の代替素材として有効です。また、アルミ箔からフィルムへの切り替えにより、製造時及び原材料調達時のサプライチェーン全体でのCO₂排出量を約16%削減することが可能です。
次に、「機能性フレキシブルコンテナ用内袋」は、農薬輸送に適した大型包材「フレキシブルコンテナバッグ」に対応するために開発中です。この内袋は、耐久性と視認性を兼ね備えた設計で、内容物の環境への配慮を高める機能を果たすことが期待されています。また、DNPの「AI審査サービス」は、印刷物の校正や審査業務を生成AIでサポートするサービスです。これにより、文字や画像等のチェック業務の効率化を図り、作業時間の短縮とミスの減少を実現します。
さらに、「DNPカラー判定サービスⓇ」という品質判定アプリも開発中で、人間の目と経験を基にした色判別を数値化し、精度の高い品質判断を可能にします。このアプリを使用すれば、農作物の成長度合いを客観的に評価でき、より効果的な栽培管理が期待できます。
また、DNPは「DNPアジアマーケティングリサーチ」を通じて、日本在住の各国出身のリサーチャーによる市場調査も行っており、文化的背景に基づいた深い理解を提供します。このように、DNPは多角的に農業界とビジネスのインフラを支える取り組みを進めています。各種製品やサービスは展示会で紹介される予定ですので、関心のある方はぜひDNPブースを訪れて、新しい農業の可能性を探ってみてください。
DNPが出展する製品やサービスの詳細については、公式サイト(
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