宇宙を目指す挑戦
2025-11-10 16:48:46

福島の高校生たちが宇宙を目指す挑戦!「福島ロケットチャレンジ2025」

福島の高校生たちが宇宙を目指す挑戦!



2025年11月1日、福島市のふくしまスカイパークで「福島ロケットチャレンジ2025」が行われました。この大会は福島県の中高生を対象に、モデルロケットを作成し打ち上げることで、科学や技術の探求心を育てる教育プログラムです。天候が不安定な中、多くの参加者が集まり、会場の空には美しい虹がかかっていました。これは出場した高校生たちの挑戦を祝うような瞬間でした。

この大会には、福島県内から6チーム、26名の高校生が参加し、彼らが自ら設計・製作したモデルロケットのパフォーマンスを競いました。出場者たちは、全長30センチメートル以上、重量150グラム以下のロケットに、生のうずらの卵を搭載して飛行の高さを競うという挑戦をしました。

自分たちの技術力を試す



ロケットの設計は、市販キットを用いることなく自らの手で行う必要があります。彼らは、卵が割れずに帰ってくるか、どこまで高く飛ばせるか、滞空時間をどれだけ正確にコントロールできるかを目指しました。大会の目標は、高度約76メートル、滞空時間は16〜18秒です。出場者たちは、この目標に対するスコアに加え、ロケットの飛行データやチームのプレゼンテーションにおいても様々な要素が評価されました。

特に、設計の論理的な根拠や観察に基づいた分析、自分の言葉での説明力が重視されます。選手たちは自らの努力と創意工夫を加え、色とりどりのオリジナルロケットを作り上げました。

頑張った甲斐があった優勝者



大会の結果は、福島工業高等学校定時制の「TEIJI魂」というチームが、282フィート(約73メートル)を達成し、滞空時間17秒09という優れた記録で優勝を飾りました。このチームの代表生徒は「軽量化とバランスの設計に特に力を入れました。わずか4人のチームでここまで来られて本当に嬉しいです」と語り、続けて全国大会への挑戦を宣言しました。

他の結果としては、審査員特別賞に「チーム会工」と、Astro X賞には「PERSEUS」が選ばれました。これらのチームも、確かな技術とチームワークを発揮し、素晴らしい結果を残しました。

仲間と共に過ごした意義深い時間



選手たちは、試射を重ねながら、グラム単位で機体の調整を行ってきました。プレゼンテーションの中では、自分たちの作品に込めた思いや改良点を丁寧に説明する姿が印象的でした。「作ったロケットが空に上がる瞬間は、何物にも代えがたい感動です」との声も多く聞かれ、仲間との挑戦に対する喜びが溢れていました。

挑戦の本質を語る渥美審査員



大会の審査員長を務めたのは、三菱重工業で宇宙事業を長年牽引してきた渥美正博氏。彼は、打ち上げの背後にある挑戦の重要性について語り、「失敗を恐れず、挑戦を続けてほしい」と参加者たちにエールを送りました。この言葉は、多くの若者たちに勇気を与えたことでしょう。

未来を育む教育プロジェクト



「福島ロケットチャレンジ」は、宇宙・航空産業を担う人材を育成するための重要な教育プロジェクトです。実行委員会はこれからも、地域の学校や企業と協力しながら、未来の宇宙開発を支える人材を育てる活動を続けていく計画です。

参加者たちが示した情熱と努力は、福島の若者たちが宇宙への夢を諦めず、挑戦し続ける姿を描かせてくれるものでした。このような取り組みが、地域全体の未来を明るく照らしていくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社パスファインダー
住所
福島市大笹生苧畑1-33
電話番号

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