新しい時代の作業環境管理
近年、働く人々の健康を守るために、作業環境の安全性がますます重要視されています。そんな中、新東工業株式会社が開発した「アメニティメータ」は、作業空間の状態をリアルタイムで“見える化”する革新的なツールです。この度、同社はアメニティメータに新たに環境の安全性レベルを推定する機能を追加しました。
アメニティメータの基本機能
アメニティメータは、働く空間の状態を天気図のように視覚的に表示することができ、必要な測定ポイントの濃度を推定することが可能です。このマッピング機能を活用することで、従来のようにセンサの追加設置を行うことなく、管理区分を推定できます。これにより、作業者はあらゆる場所の環境状態を効率的に管理することができるようになります。
新機能の特徴
1. 状態の詳細評価
新しく追加された機能により、安全性の管理区分は「安全な状態の第1管理区分」、「注意が必要な第2管理区分」、「対策が必要な第3管理区分」の三段階から、0.1単位で細分化されるようになりました。この微細なレベルでの表示が可能となったことで、環境改善の必要性を早期に判断できるようになり、適切な対策を講じることが容易になります。
2. 履歴の可視化
このアメニティメータでは、法定測定に基づく数値をもとに管理区分が判定されるだけでなく、A測定結果とB測定結果を別々に表示することが可能です。これは、作業場全体の平均値と最も悪い場所の値を比較することで、いつどこで問題が発生しているのかを見える化し、過去の履歴をグラフで確認できるため非常に便利です。
3. 環境変化のトレンド把握
今までにない機能として、日々の管理区分変化の傾向を散布図形式で表示します。この散布図は、1年間のデータを一目で確認できるため、作業環境の改善が進んでいるのか悪化しているのかを直感的に理解することが可能です。
クラウドによるリアルタイム評価
これらの機能は、パソコンやスマートフォンからブラウザを介して利用できるため、遠隔地からでもリアルタイムで作業環境の安全性を評価することが可能です。この利便性によって、忙しい経営者や管理者が日常的な作業環境の管理を負担軽減できるのは大きなメリットです。
アメニティメータの目指す未来
労働安全衛生法に基づく作業環境測定は、実施頻度が低く限定的な範囲にしか適用されません。そのため、これまで日々の作業環境の安全性を把握するのが困難でした。しかし、アメニティメータの新機能により、日々の作業空間の状態をリアルタイムで把握可能となり、働く人々の健康リスクを未然に低減することができるようになりました。新東工業はこの革新的なシステムを通じて、全ての人々が安心して働ける環境づくりに貢献し続けることを目指しています。
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新東工業株式会社エコテックカンパニー営業グループ
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