言葉では伝えきれない難病ALSの啓発イベント
田辺三菱製薬株式会社は、特定の神経難病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の認知度を高めるための活動「END ALS RUN」に協賛します。このイベントは、6月21日の世界ALSデーに向けて、6月19日に東京都渋谷区で開催される予定です。
「END ALS RUN」とは
「END ALS RUN」は、ALSの病気についての理解を深め、その認知を広めるためのイベントです。ALSは進行性の神経疾患で、運動神経が選択的に変性し、四肢や呼吸、嚥下などの筋力が低下していく病です。現在も具体的な原因は不明で、治療法も確立されていません。
このイベントの創設者、藤田正裕氏は、2010年にALSと診断され、徐々に病状が進行してきました。しかし、藤田氏は自身の体験を生かし、END ALSを通じて患者の声を社会に届ける活動を続けています。田辺三菱製薬は彼の活動に共感し、共にALSと闘う意思を示すために協賛を決意しました。
イベントの構成
本イベントは二部構成で、まず「リアルランイベント」として、事前登録を行った約100名のランナーが参加します。彼らは、ALSによって自由を奪われることへの反発として、「走る」という行為を象徴的に表現します。これにより、ALSの認知を深めるとともに、困難を乗り越えようとする意思を伝えたいと考えています。
次に、「デジタルランイベント」では、世界中から参加するランナーが自ら走った距離をオンラインで集計し、目標の10万kmを達成することを目指します。
また、参加者はSNSでこのイベントを拡散し、より多くの人々にALSについて知ってもらうことが目的とされています。
イベント詳細
- - 日時: 2023年6月19日(日)
- - 開催場所: 東京都渋谷区神宮前4丁目25-12 MICO神宮前
- - プログラム:
- 13:00~14:00(12:30受付)第1部トークイベント
- 14:30~16:00(14:00受付)第2部リアルランイベント
また、参加者には内容を共有し、広がる啓発活動としての役割も期待されています。
藤田正裕氏の経歴
藤田氏は1979年生まれで、2010年にALSと診断されました。以来、視線を操作するシステムを用いながら、ADSの知名度向上に努めています。彼の活動は、多くの患者に勇気と希望を与えています。
お問い合わせ
本イベントに関する詳細は、一般社団法人END ALSのウェブサイトを御覧ください。また、田辺三菱製薬の広報部でもお問い合わせを受け付けています。