中高生の主体性を育む「ENAGEED SUMMIT」が遂に受賞者発表！

2025年12月13日、中高生の社会実装型プレゼン大会「第6回 ENAGEED SUMMIT」決勝大会が、東京都の住友生命保険相互会社で開催されました。このイベントは、全国からの9,333名・37校がエントリーした中から選ばれたファイナリストたちが、身近にある問題に対して創意工夫を凝らし、プレゼンテーションを行う場です。

「主体的な学び」がテーマの大会

本大会では、学生たちが自分自身の「主体性」を発揮することを重視し、各参加者は日常生活の中で感じる小さな違和感を起点にアイデアを考えました。彼らの提案は「企画→検証→実装」というプロセスを経て、社会に実装されることを目指しています。教育現場においては、自己効力感の低下や教員の多忙化といった課題が指摘されていますが、こうした大会を通じて生徒たちは自らの挑戦を育み、次世代のリーダーとなる素地を作っています。

受賞者の発表

今年度の最優秀賞には、熊本県立玉名高等学校附属中学校の斎田悠理菜さんが選ばれました。彼女の提案は「夜道を安全に！プロジェクション横断歩道」です。夕方から夜間における横断歩道の事故を減少させるために、プロジェクターやLEDを使用した視認性の向上を目指すアイデアが評価されました。特に、実現に向けて市役所や警察と連携しながら進めている点が注目されました。

優秀賞には、高知県立安芸高等学校の筒井夏希さんが提案した「自分でできた！がうれしい子ども靴」と、三原市立第五中学校のTEAM 3つのDが発案した「自分たちでやりきる防災プロジェクト」が選出されるなど、各地域の課題に対し真剣に向き合った提案が評価されています。

大会を通じて得るもの

ENAGEED SUMMITは、ただのプレゼン大会ではなく、生徒たちが「自分でも世界を変えられる」と実感できるプロセスを提供します。このイベントを通じて、参加者は社会の中での自らの役割を理解し、自己効力感を育む機会を得るのです。審査員からの講評も具体的であり、生徒たちの挑戦を後押しする重要な要素となっています。