ITエンジニア向けの転職支援サービスを展開するpaiza株式会社が、数理・データサイエンス・AI教育を強化する取り組みとして、新たにモデルカリキュラムとpaizaラーニングの対応表を発表しました。この発表は、大学等で進行中のデータサイエンス教育の支援を目的としており、より多くの学生がこの新しい教育プログラムにアクセスできることを目指しています。
モデルカリキュラムの概要
情報技術の進化に伴い、数理・データサイエンス・AIに関する学習内容はますます重要性を増しています。そのため、paizaの提供する「paizaラーニング」プラットフォームと提携して、認定制度に基づいた教育カリキュラムが設けられました。これにより、学生は動画教材と演習問題を通じて、必要な知識やスキルを身につけることができます。
教育機関への支援
paizaでは、学校に無償提供される「paizaラーニング 学校フリーパス」により、多くの教育機関が自らの教育課程にデータサイエンスのカリキュラムを組み込むことが可能となっています。この取り組みは特に、企業が求める実践的なスキルを学生に教えるためのものです。
公開された対応表では、モデルカリキュラムに含まれる内容がpaizaラーニングのどの講座に関連しているかが明示されています。これにより、大学や専門学校はカリキュラムの作成や授業の実施において、具体的な指針を得ることができるのです。
教育プログラムの活用法
リテラシーレベルの教育ではプログラミングはオプションとされていますが、意欲の高い学生はpaizaラーニングを活用してさらに深い学びを追求することができます。応用基礎レベルでは、プログラミングが不可欠ですが、その実習時間が限られているため、多くの教育機関での事前または事後の学習素材としてpaizaラーニングが活用されています。特に専門的なプログラムが存在しない文系学部でも、このサービスを通じて必要なスキルを補完できる点が大きな魅力です。
今後の展開
さらに、paizaは「数理・データサイエンス・AI教育強化拠点コンソーシアム近畿ブロック公開シンポジウム」において、同社のラーニング部長である小倉直樹が登壇します。このシンポジウムでは、京都女子大学の宮下教授と共に、実際の教育現場でのpaizaラーニング活用事例を発表し、情報リテラシー教育の推進に寄与することを目指しています。
paizaについて
paizaは、約830,000人の登録者を誇る、ITエンジニア向けの学習プラットフォームです。多様な学習オプションとともに、ユーザーは自身のスキルをきちんと可視化し、企業とのマッチングを図ることができます。この取り組みにより、企業の採用ニーズにも応えられる高い水準のエンジニアを育成することを目的としています。
今回のモデルカリキュラムと対応表の発表を通じて、paizaは引き続き、技術教育の質を高めるための支援を行っていく所存です。