いかの新しい楽しみ方:魚肉すり身を使用した代替品
近年のいか漁の減少により、高級品となりつつあるさきいかやいか珍味。この流れを受け、株式会社すぐる(広島県呉市)は新たな商品「いか入りおつまみスティック」と「こがね炙り焼鱈」を2025年7月1日に発売予定です。これにより、いかの代替品として新たな選択肢を提供していきます。
漁獲量減少による影響
1996年には40万トンあったスルメイカの漁獲量が2023年には2万トンまで減少。漁獲量の激減は、さきいかなどの供給不足を招き、価格高騰の要因ともなっています。消費者にとっては、手軽に楽しめる「いか珍味」が定期的に手に入らない事態は非常に困ります。
新たに開発された商品の特徴
すぐるが発売するいか代替品は、魚肉のすり身を用い、「いかそうめん風」と「さきいか風」の食感を実現しています。魚肉を加工しシート状にした「プッチン」という新素材を使用し、いか粉末や調味料を加えることで、いかの風味と食感を楽しめる商品です。
商品の詳しい内容
1.
いか入りおつまみスティック
- 内容量:12g
- 賞味期限:常温150日
- 価格:120円(税抜き)
- 特徴:いかそうめん風の特有の食感を楽しめるように、原料の配合と乾燥加工に工夫を凝らしました。
2.
こがね炙り焼鱈
- 内容量:12g
- 賞味期限:常温150日
- 価格:120円(税抜き)
- 特徴:調味料の配合や原料の水分調整により、さきいかに近い風味と食感が生まれています。
安定供給を追求した製品化
これらの商品は、スグル食品が持つ「魚肉シート成型技術」に基づいて製造されています。この技術により、すり身から仕上げまで一貫して製造が可能で、安定した品質と価格を実現しています。また、駄菓子定番の「ビッグカツ」の製造にも使われている技術ですので、消費者にとっても信頼の置ける商品です。
安全で安心な新定番へ
いか風味の代替品として、新たに市場に登場するこれらの商品は、安心して食べられるおつまみとして、多くの人々に愛され続けることを目指しています。今後、供給不安に影響されることなく、安定的に手に入る「いつものおつまみ」として、ご期待ください。
いかの畜産バランスを考えた新たなアプローチで、皆様に喜ばれる商品を届けていくことを誓います。