新宿のシアターモリエールにて、演劇集団アトリエッジが制作する新作『ぬばたまの淵』が、2026年2月25日から3月1日まで上演されることが決まりました。この作品は、平安時代の末期を舞台にしたダークサイドストーリーとなっており、さまざまな感情が交錯する中で人間の存在意義と祈りの物語が描かれます。
この公演は、主宰である奈美木映里が指揮をとった演劇集団のもと、脚本を草部文子、演出を上坂英俊が担当しています。特に注目したいのは、物語の核となるテーマである「恨み」の根源に隠された「祈り」であり、鬼の脅威に揺れる人々の心の裂け目を静かに結び直すレクイエムとしての側面です。
物語の中では、鬼の出現によって都が混乱する様子が描かれ、その中心に位置するのは「祟り」と呼ばれる帝の魂です。古の時代、人々はなぜ鬼として堕ちてしまうのか、またどのように救われるのか、和歌の力を借りて導かれる祈りと人の再会が物語の鍵となっています。観客は、鋭い視点でこの問いかけを受け取り、自らの心を省みることでしょう。
演劇集団アトリエッジは、祈りと上演をテーマに、日本の伝統文化や武士道の精神、神道の尊さを大切にする役者たちが集まった団体です。彼らは、エンターテインメントが持つ力を信じ、国内外で公演を行い、歴史の真実を追求することにも力を入れています。これまでにも特攻隊ミュージカル『流れる雲よ』や『ちはやぶる神の国』などの作品を通じて新たな表現方法に挑戦してきました。
さて、具体的な公演のスケジュールですが、2月25日から始まり、毎日異なるキャストが登場します。28日には、午後1時から玄武、午後6時から朱雀が上演されます。チケットは8,000円で、パンフレット付きですが、カンフェティシートを選ぶと7,000円で購入でき、これは特にお得です。ただし、未就学児は入場できないのでご注意ください。全席自由席となっています。
アトリエッジが手掛けるこの『ぬばたまの淵』は、現代に生きる私たちに何を語りかけているのでしょうか。是非とも、その目で確かめに行ってはいかがでしょうか。公式ホームページやチケットサイト「カンフェティ」で購入も可能です。これまでの公演とはひと味違う、深い内容を持つこの作品、ぜひご期待ください。