バリューデザインがタイで法人向けデジタルギフト販売を開始
株式会社バリューデザイン(東証グロース:4015)、その子会社であるValuedesign(Thailand)Co.,Ltd.が、2025年4月より法人向けデジタルギフトの販売を始めることを発表しました。この新たな取り組みは、アジア市場をターゲットにしたビジネスチャンスを確保するものです。
競争力を強化するWOGIとの提携
バリューデザインが展開するデジタルギフト販売は、シンガポールのWOGI Co., Ltd.とタッグを組むことで実現します。WOGIはアジアでリワードやインセンティブサービスを展開しており、バリューデザインの流通基盤の強化や販路の拡大を図る意向です。
「Value Card」の提供
バリューデザインは、小売や飲食店に向けた「Value Card」を通じて、12万店舗以上でハウス電子マネーを発行するサービスを提供しています。タイでは2025年2月時点で760店舗以上に導入されており、顧客層の拡大とブランドリーチの強化に寄与しています。このサービスは、顧客にとって便利な決済手段であり、多くのビジネスにとっても運用の効率を高めるものです。
福利厚生市場への参入
タイにおけるデジタルギフトの販売は、主に法人向けの福利厚生としての利用を見込んでいます。多くの企業が従業員のエンゲージメントを高める手段としてデジタルギフトを検討している背景があります。バリューデザインは、このニーズを捉え、WOGIが持つ通信、銀行、保険などの業界との連携を強化し、流通チャネルを通じたデジタルギフトの提供を進めていく方針です。
API統合による効率化
両社は、APIの円滑な統合を通じて、電子ギフトの追跡やアクティベーション、リアルタイムでの引き換え管理を実現します。これにより、法人にもスムーズな利用を提供できるようになります。特に、2025年4月1日からはハーゲンダッツやゲットフレッシュ、Guss Damn Goodのデジタルギフトの取り扱いが始まり、今後も多様な種類のギフトが追加予定です。
インド市場への拡大も視野に
バリューデザインは、インド市場でもディストリビューションパートナーの拡大を進めています。個人向けだけでなく法人向けのデジタルギフト提供を進め、福利厚生市場でのニーズに応じたサービス展開を想定しています。
結論
バリューデザインのタイでのデジタルギフト販売開始は、新たなビジネスの展望を開くことを意図しています。企業が従業員への福利厚生としてデジタルギフトを導入する動きが加速するなか、バリューデザインの新たな取り組みは、急成長する市場の一翼を担う一歩となるでしょう。今後の展開に注目です。