デンソーの新システム
2025-08-25 11:46:24

デンソーウェーブが新たに開発した自動化システムが研究現場を革新へ

デンソーウェーブの新システム「COBOTTA LAB Modules」



株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役社長:相良隆義)は、企業や団体の研究業務を自動化する「モジュール型ラボラトリオートメーションシステム(商品名:COBOTTA LAB Modules)」の提供を開始しました。この新システムは、少子化に伴い労働力人口が減少している背景を考慮し、より高い成果を求める研究・検査の現場において重要な役割を果たすことを目指しています。

製薬、食品、化学、環境分析など、多岐にわたる研究分野では依然として人の手による作業が多く残っています。デンソーウェーブは、半世紀以上にわたる産業用小型ロボットの開発とその周辺機器の知見を活かし、ラボラトリオートメーションに焦点を当てました。2024年には、自動化に不慣れな研究部門向けに導入しやすい「標準システム」の展開を進めてきましたが、現場独自の要件への柔軟な対応が求められることに気づき、新たにモジュール型システムを開発したのです。

モジュール型システムの特徴


「COBOTTA LAB Modules」は、柔軟性と拡張性を兼ね備えた次世代のラボ自動化ソリューションです。「標準システム」はあらかじめ構成されたパッケージ型であるのに対し、モジュールを自由に組み合わせることで、各現場の業務フローやスペースに最適な自動化が可能となります。これにより、業務効率の向上や人的ミスの削減、品質の安定化が期待できます。

デンソーウェーブの独自設計によるモジュールは、直線構成で入れ替えや再配置が簡単にできます。プラグ&プレイ設計により、追加モジュールの接続や運用が容易で、研究テーマの変更や拡張にも対応できる柔軟性を持っています。また、協働ロボット『COBOTTAⓇ』が各モジュール間を移動することで、スムーズな連携が実現されます。

JASIS 2025での初展示


さらに、2025年9月3日(水)から5日(金)には幕張メッセで開催される「JASIS 2025」にて、「COBOTTA LAB Modules」を基にしたデモ機「HPLC前処理システム」が初公開される予定です。デンソーウェーブは、研究現場のニーズに応じて新たなモジュールを追加し、最適な自動化環境の提供を目指しています。

主な特長まとめ


  • - 簡単な導入:標準化されたモジュールを選ぶだけで導入可能。複雑な設定は不要です。
  • - 自由な構成:モジュールの組み合わせは自在で、さまざまなニーズに対応できます。
  • - 簡便な拡張性:シンプルな接続構造により、追加や組み換えがスムーズに行えます。
  • - 省スペース:協働ロボットを採用することで安全柵が不要になり、限られたラボスペースへの導入が可能です。
  • - データ管理:作業履歴を一元管理し、信頼性のある研究環境を実現します。

このようにデンソーウェーブは、変化する研究現場においても、自動化技術を駆使して社会や産業の効率化を推進しています。


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会社情報

会社名
株式会社デンソーウェーブ
住所
愛知県知多郡阿久比町大字草木芳池1番
電話番号
0569-49-5000

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