シニアの帰国と介護情報
2023-08-11 04:37:02
海外在住日本人シニアの帰国増加!日本の介護・医療情報ニーズの高まりと、ライトハウス社のフェア開催
海外在住日本人シニアの日本帰国増加と介護ニーズの高まり
近年、海外で暮らす日本人シニアが、リタイア後に日本へ帰国するケースが増加しています。背景には、円安による日本の物価の相対的な安さや、高齢化に伴う医療・介護への不安の高まりがあります。特に、日本の医療や介護サービスの高品質、そして日本語でのサポートは、大きな魅力となっています。
ライトハウス社が開催する「日本への本帰国準備&2拠点生活を考えるフェア」
この増加傾向を受け、在米日本語メディアのライトハウス社は、2023年11月30日と12月1日にオンラインで「日本への本帰国準備&2拠点生活を考えるフェア」を開催しました。アメリカを中心に、海外在住の日本人シニアを対象としたこのフェアは、日本の介護施設や医療機関に関する情報を提供することで、帰国を検討するシニア層をサポートすることを目的としています。
フェアのポイント
永住帰国を視野に入れたシニアが対象: 従来の帰国セミナーが短期滞在の駐在員家族向けであるのに対し、本フェアは日本での永住を検討しているシニア層に焦点を当てています。
日本の医療・介護サービスへの高い関心: 参加者アンケートでは、医療・介護費用の高騰や日本語でのサポートの必要性など、海外での生活における課題が浮き彫りになっています。日本の質の高いサービスは、帰国を検討する大きな要因となっています。
潜在顧客層としての海外シニア: 日本の介護施設にとっても、経済基盤が安定している海外シニアは、新たな顧客層として大きな魅力があります。
ライトハウス社:在米日本人コミュニティを支える存在
1989年設立のライトハウス社は、アメリカ在住の日本人に役立つ生活情報を発信する老舗メディアです。特にロサンゼルスを中心とした西海岸では、情報量と広告数の多さで高い信頼性を誇っています。高齢化が進む在米日本人コミュニティのニーズを捉え、介護・福祉に関する情報の提供に力を入れています。
アンケート結果から見えるニーズ
2023年6月に開催された同フェアのアンケート結果からは、以下の点が明らかになっています。
参加者の7割は50~60代。
日本帰国を検討する理由は、「医療・介護費用の高額さ」「日本語での医療・介護」「親族・友人との近さ」など。
63%が日本での生活を予定しており、そのうち26%は3年以内の帰国を検討。
* 日本での生活で重視する点は、「公共交通機関の利便性」「医療機関」「食事」「介護施設」など。
まとめ:高齢化社会における新たなビジネスチャンス
海外在住日本人シニアの日本帰国という動きは、日本の介護・医療業界に新たなビジネスチャンスをもたらしています。ライトハウス社のようなメディアが果たす役割は大きく、今後もシニア層のニーズに応える情報提供が求められるでしょう。 高齢化社会の課題解決に向けて、企業や行政、そしてメディアが連携して取り組むことが重要です。
会社情報
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TAKUYO CORPORATION
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- 970 W. 190th St. #620, Torrance CA USA
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