飛騨市の広報が全国に選ばれた理由
岐阜県飛騨市は、全国の自治体広報活動の中から特に優れた取組みを表彰する「自治体広報AWARD2025」で、シティプロモーション部門とクリエイティブ部門の2部門で金賞を受賞し、更に最高賞まで獲得しました。
市長の都竹淳也氏が率いる飛騨市の広報活動は、単なる情報発信を超え、地域課題や魅力を社会的な価値へと昇華させることに成功しています。特に全庁一丸となった広報体制が功を奏し、ポジティブな評価を得ました。
飛騨市の政策プロモーションの強化
「政策プロモーション」という方針のもと、飛騨市は市民生活を中心に据えた広報活動を強化中です。このアプローチでは、「必要な人に正確に届く広報」と「市への関心を育むPR活動」の両方を目指しています。また、地域の課題を独自の事業や活動を通じて解決することで、戦略的なプロモーションを行い、市民の生活向上や地域への愛着を深め、関係人口の創出にも繋げています。
観光や特定イベントに頼るのではなく、誰もが参加できるように
各施策を持続可能なPR活動として捉えているのが、一つの特徴として挙げられます。
受賞した具体的な活動内容
シティプロモーション部門
飛騨市では「人口減少時代の挑戦!住民とファンでめざす持続可能なまちづくり」という取組みが高く評価されました。このプロジェクトは、人口減少が進む中でも市民の地域愛を醸成し、地域内外の人々との交流を促進することを目的としています。独自に設立された「飛騨市ファンクラブ」や「ヒダスケ!」の活動は、地域との関わりを強化し、成果を生んでいる点が審査員にも評価されました。
クリエイティブ部門
もう一つの金賞を受賞したのは「おっちゃんレンタル」というユニークな企画です。これは、地域の魅力的な人物との交流を通じてファンを育成し、現地訪問を促進するサービスです。ふるさと納税の返礼品競争が激化する中、飛騨市は「日本一ふるさと納税をしてよかったと思える自治体」を目指しています。この活動は大きなメディア露出を果たし、観光客の増加や滞在時間の延長に貢献しました。
審査員の評価
審査員からは、地域課題を「人」を主役に据えて解決する手法に高い評価が寄せられました。その中でも「おっちゃんレンタル」は、抽象的な施策を生活者目線に引き下げ、「会いに行きたい」という欲求を自然と喚起させる魅力があるとのことです。これにより、行政活動への距離を近づける契機となっています。
飛騨市の未来に向けて
飛騨市の広報活動は、今後も地域資源を最大限に活用し、持続可能な形で人々の関心を引き続けるでしょう。市が目指す「政策プロモーション」は、行政のみならず市民や地域の多様な主体を巻き込むことで、より豊かな地域社会の形成へとつながるはずです。
飛騨市は、回りを囲む北アルプスの美しい自然とともに、さまざまな文化資源を持つ地域です。その魅力がさらに広がることでしょう。市民を巻き込みながら、持続可能なPR活動が飛騨市の新しい未来を担うことが期待されています。
お問い合わせ先
飛騨市役所総合政策課
電話:0577-62-8880
飛騨市公式サイト
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