筑波大学とアイブリッジ株式会社、AI活用によるデータ精度向上に向けた共同研究を開始

筑波大学とアイブリッジ株式会社の共同プロジェクト



アイブリッジ株式会社は、筑波大学の尾崎幸謙准教授と共同で、「AIによる不適切回答者の予測」に関する研究プロジェクトをスタートさせました。このプロジェクトは、昨今のマーケティングリサーチにおいて重要な役割を果たしているWeb調査の回答の質を向上させることを目的としています。

Web調査の進化と課題



日本企業におけるWeb調査は、2000年頃から急速に普及しました。その理由は、低コストで迅速なデータ収集が可能であるため、マーケティングリサーチの主要手法として定着したからです。しかし、Web調査には不適切な回答が混入することがあります。これにより、実査担当者が目視でデータをチェックし、クリーニング作業を行う必要が生じていますが、これは時間と労力を要する作業です。

近年は働き方改革が進む中で、業務の効率化がますます求められています。そのため、アイブリッジ株式会社では、AIを活用して不適切回答者を抽出する新しいシステムの開発が急務とされています。

AIを用いたデータクリーニングの試み



本研究の中心的なテーマは、AI技術を応用して不適切な回答者を正確に特定し、自動でデータクリーニングを実施する方法の構築です。これにより、時間を大幅に短縮し、業務効率の向上が期待されます。

最終的には、この研究結果を生かして自動データクリーニングシステムの開発を目指しており、回答の質が高く信頼性のある調査モニタの構築につなげていく計画です。共同研究の期間は2020年4月から2021年3月までの約1年間です。

「Freeasy(フリージー)」の導入



アイブリッジ株式会社では、15年以上のネットリサーチの実績を基に、より手軽にリサーチを利用できるように「Freeasy」というセルフ型アンケートツールを開発しました。このツールは、500円からの低価格で、全国450万人以上のモニターを保有しています。また、リアルタイムで集計を行い、最短10分後からアンケートが開始できるという特長があります。シンプルなデザインで、誰でも簡単にアンケートを作成することが可能です。これは、ネットリサーチをより自由に、簡単にするための取り組みです。

結論



AI技術が進化する今、アイブリッジ株式会社と筑波大学の共同研究が成功すれば、マーケティングリサーチの在り方が大きく変わる可能性があります。信頼性の高いデータを効率的に収集するための新しいシステムが実現すれば、企業のマーケティング戦略にも良い影響を与えることでしょう。より質の高い調査を実現するためのこの取り組みに、今後も注目が集まります。

会社情報

会社名
アイブリッジ株式会社
住所
大阪府大阪市福島区福島6丁目13-6Jプロ福島ビル
電話番号

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