株式会社HARTi、中東に新たな拠点を設立
2025年1月、株式会社HARTiがバーレーンに現地法人『HARTi Arabia』を設立することを発表しました。この新たな法人は、HARTiの企業理念『感性が巡る、経済を創る』を基に、中東市場での事業拡大を狙う重要な一歩となります。日本のIPコンテンツの価値を最大化し、グローバルに展開していくことで、新たな文化産業のインフラを形成することを目指しています。
HARTi Arabia設立の背景
HARTiは、特にIP(知的財産)コンテンツの活用に重点を置いてきました。NFTの展開や、自社開発したスマートプリ機「HARTi Photo®」を活用し、日本国内外のエンターテインメント市場で確固たる地位を築いてきました。このような背景から、バーレーンに現地法人を設立することで、成長著しい中東市場へのアクセスを強化しようとしています。
近年、中東諸国は「Vision 2030」を掲げ、石油依存から脱却し、産業の多角化に努めています。特にバーレーンは、この動きをリードする地域の一つとして注目されています。また、同国はBinanceに代表される世界的な暗号資産取引所が拠点を置くなど、デジタル経済の発展にも力を入れています。これにより、HARTi Arabiaは、エンターテインメント産業が国の主要産業と位置づけられるバーレーンを拠点に、さらなる市場開拓を加速させることが期待されています。
HARTi Arabiaの事業内容
HARTi Arabiaでは、主に以下の三つの事業を展開する予定です。
1.
IPライセンス事業
人気キャラクターやアーティストを活用したIPライセンスのエージェント事業を提供し、日本やアジアからの文化的資源を活用します。
2.
デジタル配信事業
スマートプリ機「HARTi Photo®」を中東域内のショッピングモールに設置し、XRプラットフォーム「HARTi XR」やメタバースなどのフィジタルメディアを通じてIPコンテンツの流通を促進します。
3.
現地パートナーとの協業
バーレーンの政府や企業と連携し、中東市場におけるIP産業の育成と活性化を図ります。
さらに、HARTi Arabiaの設立に伴い、営業やプロジェクトマネジメント、IPライセンス管理といった専門職での採用も進める予定で、現地企業との共同実証実験やMoUの締結なども計画されています。
HARTiの代表からのメッセージ
HARTi ArabiaのCEOである吉田勇也氏は、現地法人設立が中東市場、特に急成長中のGCC諸国におけるHARTiの成長戦略において重要なマイルストーンであると述べました。バーレーンへの訪問を通じて、日本のIPに対する高い人気と、これを活用した経済活性化の可能性を痛感しました。バーレーンは、地理的特性や先進的なデジタル政策により、HARTiのグローバル展開に理想的な拠点であると確信しています。
HARTiは「感性が巡る、経済を創る」という理念のもと、クリエイティブなアーティストのIPコンテンツを最大限に活かし、日本やアジアの文化を中東地域へ届けることを目指しています。今後も、顧客やパートナーと共に新たな挑戦を続けていくことでしょう。
HARTi会社概要
- - 社名: 株式会社HARTi
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング1階
- - 設立: 2019年2月18日
- - 資本金: 7,000万円
- - 代表者: 吉田勇也
詳細は、
HARTi公式サイトをご覧ください。