電話リレー全額負担
2025-05-27 13:47:27

大府市が全国初の電話リレーサービス全額負担を実施!

愛知県大府市が切り開く新たなコミュニケーションの道



愛知県大府市は2025年4月から、聴覚障がいのある方々に向けた電話リレーサービスの利用料を全額公費で負担するという画期的な取り組みを発表しました。これは全国の市町村で初めての試みとなります。大府市では、受け身ではなく積極的に障がい者の支援を行おうという姿勢が見受けられます。

この電話リレーサービスは、聴覚や言語に障がいのある方が、通訳オペレーターを介してきこえる人と会話をすることを可能にするものです。オペレーターが手話あるいは文字を使って通訳することで、リアルタイムでの双方向のコミュニケーションが実現します。このサービスを利用するには、大府市の地域登録を行う必要がありますが、申請を行うことで利用料は全額公費負担されるため、利用者にとって大きな負担軽減につながることでしょう。

電話リレーサービスの具体的な内容と条件


電話リレーサービスの利用には、以下の条件を満たす必要があります。まず、大府市に居住し、住民基本台帳に記録された方が対象です。具体的には、身体障害者手帳を持つ聴覚障がい者や、医療機関による診断書を持つ難聴者が該当します。申請時には身体障害者手帳の写しまたは医療機関の診断書、本人確認書類(運転免許証や個人番号カードなど)が必要です。

市では、これに加えて障がい者のコミュニケーション手段を増やすため、様々な取り組みを進めています。例えば、災害用のコミュニケーションボードの制作や、点字プリンタの導入なども行われています。これらは、ただ単にサービスを提供するだけでなく、利用者が自分に合ったコミュニケーション手段を選ぶことを可能にします。

利用者向け体験・登録会の開催


大府市では、電話リレーサービスの体験と登録ができるイベント「電話リレーサービス体験・登録会」を2025年6月8日に予定しています。この体験会では、実際に電話リレーサービスを使った通話体験ができるほか、必要な手続きをその場で行うことも可能です。参加者は、登録後すぐに利用料が公費負担となるため、非常に便利です。

体験・登録会の開催場所は大府市役所の地下会議室001で、時間は午後2時から4時までです。参加を希望される方は、スマートフォンやタブレット、本人確認書類などを持参することが求められます。参加費は無料で、多くの方々に利用していただきたいという市の意向が伺えます。

また、イベントの協力を得ている一般財団法人日本財団電話リレーサービスや愛知県聴覚障害者協会も、参加者への情報提供やサポートを行うことになっています。

まとめ


大府市のこの新しい試みは、聴覚障がいのある方々にとって、より良いコミュニケーションの手段を提供することに他なりません。市の障がい者福祉の向上に向けた力強いステップとなることでしょう。これからの大府市の取り組みに注目です。


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