NPO法人リスニングママ・プロジェクトの新たなスタート
東京都港区を拠点とするNPO法人リスニングママ・プロジェクト(以下、リスママ)は、2024年12月に新しいホームページを公開しました。これは、2024年5月に実施されたクラウドファンディングによって得た資金をもとに、10年の活動を経て初めての大規模なリニューアルです。
1. リニューアルの背景と目的
リスママは2014年に設立され、共感的傾聴を通じて「聴く力」を養う場を提供してきました。特に、子育て中のママとの対話を重視し、オンラインで行う「おはなしDAY」という傾聴サービスが主な活動の一つです。このサービスでは、現役の育児中のママが利用者の話を親身になって聞き、心のサポートをしています。
活動の中で、リスナーの不足や、子育て期における孤独感の解消が急務であると感じており、ホームページのリニューアルはその解決策の一環とも言えます。新しいサイトの目的は、デジタルリーチの拡大、ビジョンのクリアな表現、リスナー養成プログラムの情報提供、そして支援者との接点をつくることです。
2. クラウドファンディングの成功
リスママは、2024年5月に「孤育てをなくそう」というスローガンのもと、クラウドファンディングに挑戦しました。そこで集めた目標金額100万円に対して、約125万円を集めることに成功しました。支援者の年齢層は広く、多くの方々から温かい応援をいただきました。この資金は、主にホームページリニューアルの資金となり、実際にサービスを利用した方々からも、その価値を認められる声が多く寄せられました。
3. 新ホームページに込められた理念
リニューアルされたホームページでは、リスママが目指す未来のビジョン、ミッション、戦略が明確にされています。「聴きあう社会」を実現するため、子育て中の母たちが聴くことに自信を持ち、それが子どもたちにも引き継がれることを期待しています。さらに、リスナー養成プログラムも新たにデザインされ、講座の内容や実績が詳しく紹介されています。
4. 今後の展望
リスママは今後、リニューアル後のホームページを通じて「聴くこと」の重要性を広く発信していきたいと考えています。子育てに関わる母親や、その支援者、教育関係者との橋渡しをし、相互理解の場を築くことが目標です。「聴く力」と「話せる場」を全てのママに届け、さらには子どもたち、そして社会全体へと広げていくことを目指しています。
この新しい取り組みにより、多くの方々が孤独感を和らげ、心からの対話を通じて関係性を深めていける場が広がることが期待されています。今後の活动に是非注目してください。
団体概要
- - 団体名: NPO法人リスニングママ・プロジェクト
- - 所在地: 東京都港区浜松町2-2-15 浜松町ダイヤビル2階
- - 代表者: 豊平さとみ
- - 設立: 2014年(法人化は2018年)
- - 事業内容: 聴いてもらえる場の提供、聴く技術を広める講座・研修事業
- - ホームページ: リスニングママ・プロジェクト
リスニングママは、これからも多くのママたちを応援し、支援の輪を広げていく予定です。このムーブメントに参加し、共感的傾聴の力を実感してみてはいかがでしょうか。