スカイゲートテクノロジズ、ゼロトラストセキュリティ「Cygiene」にAI駆動型CASB機能を追加
防衛テックスタートアップのスカイゲートテクノロジズが開発した国産ゼロトラストセキュリティ製品「Cygiene(サイジーン)」が、クラウド時代に対応した新たな機能を搭載しました。今回のアップデートでは、CASB(Cloud Access Security Broker)とSWG(Secure Web Gateway)を統合し、AIを用いた独自のサービス識別エンジンを実装することにより、企業のサイバーセキュリティを強化します。この機能により、従来では検知が難しかった国内のクラウドサービスの利用状況を把握し、シャドーITや内部不正による情報漏洩リスクを大幅に低減します。
クラウド時代の新たなセキュリティ課題
リモートワークやハイブリッドワークが普及する中、多くの企業ではSaaSやクラウドサービスを活用することが日常となっています。しかし、これに伴い企業のセキュリティ担当者は前例のないリスクに直面しています。特に、従業員が情報システム部門の許可なく利用する「シャドーIT」は、アカウント乗っ取りやサイバー攻撃の温床となり、データ漏洩のリスクを高める要因となります。
これらの課題に対してCASBやSWGなどのソリューションが導入されていますが、特に海外製品では主に「辞書ベース」の検知が主流です。このため、次々と新たに登場する国内外のサービスを正確に把握することは難しく、セキュリティの「穴」となってしまっています。この検知漏れは、セキュリティ担当者の負担を増やし、本質的な脅威を見逃してしまう要因となっています。
AIによる自動識別機能の実現
新たに搭載された「AI駆動型CASB機能」により、「Cygiene」は従来の辞書ベースのアプローチが抱える課題を解決します。AIは従業員のインターネットアクセスをリアルタイムで解析し、そのアクセスが単なるWebサイトなのか、クラウドサービスであるかを自動判定します。さらに、判定がクラウドサービスであった場合にはそのアプリケーションの種類を、Webサイトであった場合にはそのカテゴリを自動で識別・分類します。この機能により、企業は未知の脅威に迅速に対応でき、情報セキュリティの強化が期待されます。
特徴のポイント
1.
国内外のSaaSを網羅的に識別:新たに国内で使用されるサービスも含め、クラウドサービスの利用状況を正確に把握します。
2.
未知の脅威への即対応:新たにリリースされたサービスでもAIが即座に判定し、迅速なアクセスポリシー適用が可能です。
3.
運用負荷の軽減:手動でのサービス登録や複雑なログ分析などの負担から解放され、より戦略的な業務に集中できます。
「Cygiene」を扱うセキュリティ事業の拡大
スカイゲートテクノロジズでは、製品の業務拡大や日本のサイバーセキュリティの向上を目指し、積極的に採用を行っています。防衛テックというユニークな環境で働くエンジニアや、製品の価値を伝えるセールス、テクニカルサポートなどの職種で新しい仲間を募集中です。
詳細については、
スカイゲートテクノロジズの採用サイトをご覧ください。
「Cygiene」について
ゼロトラストセキュリティ製品「Cygiene」は、「自由と安心を、すべての働く人の手に。」をテーマにして開発されました。国家レベルのセキュリティ知見を基に、人ではなくアイデンティティに焦点を当て、クラウドからオンプレミスまでの環境を横断的に監視・分析します。これにより、企業のセキュリティ体制のサイロ化を解消し、全体最適化を図ります。
【Cygieneについての詳細】:
Cygiene公式サイト
スカイゲートテクノロジズ株式会社について
スカイゲートテクノロジズは、防衛・セキュリティ・宇宙領域に特化した防衛テックスタートアップです。「存続可能性に関する課題を解決する」というミッションのもと、企業や社会における危機を未然に防ぎ、成長を支援することを目指しています。詳しくは、
スカイゲートテクノロジズの公式サイトをご覧ください。