EC事業者向けに新サービス『DGBTセキュリティ診断サービス』登場

EC事業者支援の新たな味方

2025年の春、株式会社DGビジネステクノロジー（通称DGBT）は新サービス『DGBTセキュリティ診断サービス』の提供を開始すると発表しました。このサービスは、急増するクレジットカード不正利用の脅威に立ち向かうための新たなツールとして、EC事業者を支援することを目的としています。

この診断サービスは、経済産業省が策定した「クレジットカード・セキュリティガイドライン6.0」に準拠し、EC事業者が必要とする脆弱性対策を理解し、実施するための助けとなります。実際、ECサイトの不正アクセス被害は年々悪化しており、多くの企業がそのリスクにさらされています。

背景と必要性

近年、特にEC事業者を狙ったサイバー攻撃が増加傾向にあり、クレジットカード情報漏洩や不正利用による被害が多発しています。このような状況において、未対応のままになっているセキュリティ対策が多く、EC事業者にとって非常に危険な環境が続いています。「ガイドライン6.0」では、特に脆弱性対策の実施が強調され、EC事業者がこれに対するプレッシャーを感じるのも当然です。

サービスメニューの多様性

『DGBTセキュリティ診断サービス』は、事業者が自身のニーズやリソースに応じて選択できる多様な診断プランを提供しています。これにより、初めて脆弱性対策に取り組む事業者でも容易に対応できるように配慮されています。具体的なプラン内容は以下のようになります：

- ガイドライン準拠チェックフルパック：ECサイトの脆弱性状況をフルに診断するプランで、コストに応じて3つのオプションがあります（ライト、スタンダード、プレミアム）。
- ガイドライン準拠チェックセレクト：特に必要な脆弱性対策のみを選んでチェックできる柔軟なオプション。
- Webアプリケーション脆弱性診断：ECサイトのWebアプリケーションに特化した脆弱性チェックを実施し、対応プランも6種類から選択可能です。

これらのプランにより、事業者はコストを抑えながら、特に重要な脆弱性対策を実施することが可能となります。

セキュリティの包括的支援

DGBTは、EC事業者が直面する様々なセキュリティの課題に対応するため、DGフィナンシャルテクノロジーと連携し、セキュリティ対策の提供を強化しています。具体的には、不正利用対策やカード情報保護のための包括的なソリューションを展開し、EC事業者の持続的な成長を支援する方針です。

今後の展望

サイバー攻撃の手法は年々進化しており、EC事業者は絶えず新たな脅威に対処する必要があります。DGBTはガイドライン6.0への準拠支援だけにとどまらず、事業者が安定したデジタルビジネス環境を構築するための包括的なセキュリティ支援を目指しています。このような取り組みにより、企業が競争力を維持し、成長を図るための基盤を整えることが期待されます。

EC事業者におけるセキュリティは今後益々重要になる考えられており、DGBTはこの課題に正面から挑み続けることで、業界全体の信頼性を向上させることを目指します。