新ブランド発表
2021-01-14 10:00:05
京扇子の老舗が提案する新たなライフスタイル「バナナとイエロう」
京扇子の老舗が手がける新ブランド「バナナとイエロう」
京扇子の伝統を持つ老舗「宮脇賣扇庵」が、2021年1月16日、新しいファッションブランド「バナナとイエロう」を開業しました。このブランドは、「季節やシーンを問わず、扇子を自由に楽しむ」をコンセプトに、現代のライフスタイルに合わせた扇子の新しい可能性を提案します。
新しいカルチャーの創出
宮脇賣扇庵は1823年の創業以来、扇子文化を継承し続けてきましたが、最近のライフスタイルにフィットする形で新たな市場を開拓することを目指しています。デザイン会社「GRAPH」との協力により、伝統的な扇子の要素とアートの要素を掛け合わせ、オリジナル商品を展開していきます。
扇子は、平安時代から貴族の必需品として愛用され、芸術品としての価値も高いアイテムでした。扇子には、「風を起こす」ことから災いを避ける意味があるとも言われており、そのため季節を問わず持ち歩かれてきました。「バナナとイエロう」は、そんな扇子のルーツに注目し、ファッションアクセサリーとしての新しい扇子のスタイルを提案しています。
商品ラインアップ
この新ブランドでは、メインターゲットとして30代後半から40代の男女を想定し、多様なデザインの扇子を24種類提供します。いずれも職人による手作業で仕上げられた高品質な扇子であり、その色や柄は個々に独特の風合いを持っています。さらに、扇子を持ち歩くための専用ポケット付きのTシャツやバッグ、オリジナル香水もラインアップされています。
アートとコラボレーション
「バナナとイエロう」は、アート、音楽、ファッションをテーマにしたさまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションも積極的に行っています。例えば、画家の大竹伸朗やファッションブランドANREALAGEのデザイナー森永邦彦とのコラボ商品も展開されています。
森永氏による扇子は、フォトクロミックインクを使用したデザインで、日中は太陽を、夜は月を表現しています。大竹氏の作品も、独特の視覚体験を提供しており、扇子の新たな魅力を引き出しています。
直営店のオープン
「バナナとイエロう」の直営店は、京都市中京区に位置し、店舗自体がアート作品のような現代的なデザインを採用しています。営業時間は11時から18時(水曜定休日)で、公式オンラインショップでも購入できます。
これらの新しい取り組みを通じて、宮脇賣扇庵は扇子文化の継承だけでなく、現代のニーズに合った新たな価値を創出し、ファッションの一部としての扇子を広めていくことを目指しています。
詳細は公式サイト(www.banana-to-yellow.jp)で確認できますので、是非チェックしてみてください。
会社情報
- 会社名
-
株式会社宮脇賣扇庵
- 住所
- 京都府京都市中京区大黒町80番地3
- 電話番号
-
075-221-0181