土屋鞄、リユース製品の新たな提案
株式会社土屋鞄製造所がブランド「TSUCHIYA KABAN」の一環として、古くなった製品を新たに生まれ変わらせるリユース製品のポップアップストアを開催します。これにより、長年にわたり培った職人の技術を活用し、顧客から引き取ったアイテムに新たな価値を見出して再販売する取り組みを行います。
このポップアップストアは、西新井本店で2024年9月4日から9月23日、続いて自由が丘店で10月10日から11月13日、最後に京都店で2025年1月15日から1月28日までの期間中に展開されます。各店舗での販売期間は約2週間から5週間で、750点のリユース製品が限りあるストックとなり次第、販売は終了します。
新たな価値を生むリユースの取り組み
土屋鞄は、リユース品を「気に入ったものが、リユース品でもいいじゃない」との想いで、地球環境や持続可能な社会への貢献を目指しています。使用しなくなった製品を無料で引き取り、メンテナンスを施した後、一点物として販売します。価格は通常の約4割から7.5割程度に抑え、購入後も返品保証や有料の修理サービスを提供します。これにより、購入者は安心して製品を選べる体制を整えています。
職人による丁寧な修理とメンテナンス
引き取った製品は、リユース専門の職人により、東京・西新井の工房で丁寧に修理されます。具体的には、クリーニングや保革、補色などの革のメンテナンスはもちろん、内装の張り替えやファスナーなどの破損パーツの交換、さらには糸のほつれの修繕など多岐にわたるメンテナンスが行われます。
販売される製品には、土屋鞄の人気アイテムである「大人ランドセル」や、以前に限定販売されたオイルヌメのジップトップショルダー、トートバッグ、バックパックなども含まれています。これにより、ブランドの歴史を感じることができると同時に、個性あふれるアイテムと出会えるチャンスです。
アフターサポートカウンターも開催
ポップアップストア開催中には「アフターサポートカウンター」も実施されます。このコーナーでは専門スタッフや職人が直接修理やパーソナライズの相談を受け付けます。利用者は、持ち手の長さ調整や色の変更、名入れ、さらには簡単なリメイクの相談も可能です。
具体的なメニューとしては、AコースからCコースまであり、修理にかかる時間や内容に応じて適切なサービスを受けられます。また、イベントは予約不要で、参加費も無料ですが、実際の修理・加工にかかる費用は発生します。
環境に優しいサステナブルな選択
土屋鞄では、持続可能な社会に向けたアプローチとして、CRAFTCRAFTSというプロジェクトを立ち上げています。この取り組みでは、革製品のケアやリペア、リメイクを通じて、製品を長く使い続けてもらうことを目指しています。これにより、永続的な価値を提供することで、消費者とブランドの絆を深めています。
土屋鞄の取り組みは、製品を通じて環境負荷を軽減し、サステナブルなライフスタイルを推進する必然として、多くの支持を受けているのです。是非、この機会に西新井本店や自由が丘店、京都店を訪れ、土屋鞄のリユース製品の新たな魅力を体験してみてはいかがでしょうか。