HPCI計画推進委員会(第62回)報告
令和7年3月31日、文部科学省で「HPCI計画推進委員会」の第62回が開催されました。この委員会は、日本のスーパーコンピュータ技術の発展を目的としており、これには国際情勢や政府の方針、そして次世代計算基盤に向けた運営方針が関わっています。
1. 開催の背景
本委員会の設立は、日本が科学技術の分野で国際競争力を高めるため、特に計算科学に焦点を当てています。近年、グローバルに展開される研究活動を視野に入れた議論が重要視されています。今回の委員会では、スーパーコンピュータ「富岳」の次のフラッグシップシステムの開発についても触れられました。
2. 主な議題と資料
今回の会議では以下の資料が配布され、それぞれが重要な議題に関連しています:
- - 資料1: スーパーコンピュータ整備に関する国際情勢の調査(PDF4.4MB)
この資料では、世界のスーパーコンピュータ技術の最新トレンドが取り上げられ、日本がどのように現状を改善していくべきかの方向性が示されています。
- - 資料2-1: HPCIに関連する政府の動向(PDF3.0MB)
日本政府が掲げる計算科学技術の振興政策について解説されており、予算や資金の配分についての情報が含まれています。
- - 資料2-2: 令和7年度政策対応枠利用課題(PDF1.7MB)
これには、政策の実施にあたっての具体的な課題や目標が列挙されています。
- - 資料3: 次世代計算基盤に向けたHPCI運営の検討状況(PDF619KB)
この資料からは、今後の運営方針についての考察が得られます。
- - 資料4: 次世代フラッグシップシステムの開発に関する動向(PDF4.0MB)
現在の「富岳」に続く技術的課題と、新システムの設計に向けた取り組みが詳述されています。
3. 今後の展望
今回は多岐にわたる情報が共有されましたが、特に次世代計算基盤の実現に向けてのステップが重要視されています。国際競争力を強化するためには、今後の技術的進展に対する綿密な計画が欠かせません。
4. 問い合わせ先
会議に関する詳細な情報や資料については、以下のままでご確認いただけます。
文部科学省 研究振興局参事官(情報担当)付計算科学技術推進室
電話番号:03-6734-4275
メールアドレス:
[email protected]
また、配布された資料のPDF形式での閲覧にはAdobe Acrobat Readerが必要です。無償でダウンロード可能ですので、必要に応じてお手続きをお願いいたします。
このHPCI計画推進委員会は、今後の日本のスーパーコンピュータ技術の指針を定める重要な機会であり、その動向から目が離せません。